春季大会準決勝第二試合。成宮の稲実が帝東を3対1で倒しました。明日の決勝は稲実と市大に。

青道は準決で敗退。

 

試合が終わり帰ろうとする御幸。

 

御幸「さあ、帰ろうか」
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降谷は立ち上がりません。

 

「先輩、、、明日の試合観に来てもいいですか、、、」

 

 

御幸「いいぜ。俺もナベを連れて観に来るつもりだった」

 

「お前らがいくら良いピッチングをしてくれても、打線が点とってやらないと甲子園には行けないからな、、、」

 

グラウンドでは、成宮がチームメイトとハイタッチしています。

 

 

小湊が沢村に聞きます。

 

「栄純くん。明日どうする。降谷くんは決勝観に来るって」

 

沢村「オレはビデオでいいかな。今日の試合の反省もしなきゃいけねえし、、、」

 

小湊(反省って、、、今日のピッチングを、、、」

 

沢村「春市、、、、、やっぱエースってかっこいい存在だよな、、、」

 

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青心寮では、、

 

何人かは外で素振りをしています。

 

監督たちは事務所で話しています。

 

「ええ、、、申し込みのあったチームには連絡をとってみます。スケジュールの調整が必要ですね、、、」

 

落合「なるほど、、、なるほど、、、あの降谷がね、、、確かにこれはグッとくる」

 

落合が見せるノートには「自分が日本一の投手になれば、チームを日本一にできる」と書かれています。

 

 

「今日の先発と継投のタイミングにはこれが影響していたんですか、、、片岡監督も人の子だったんですねえ、、」

 

「周囲のみならず本人さえもセンバツでのピッチングが基準になってしまうとしたら、、、降谷は甲子園で大きな業を背負ってしまったのかもしれませんね」

 

 

片岡監督は黙っています。

 

落合(かつて日本一の投手になれと焚き付けた自分としては何も言えないが)

 

片岡「私自身、、、甲子園を経験し、より高い目標を定めそのプレッシャーにつぶされそうになったことがありました、、、」

 

落合「甲子園準優勝投手ですもんね。高校時代控えの投手で甲子園を経験していない私にはうらやましい限りです」

 

片岡「ですが、、、これだけは自分で乗り越えなければなりません。準備をさせていた選手には本当に悪いことをしました、、、」

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落合(幸か不幸か、、、今日の試合で沢村の投手としての存在感が際立っていた。チームメイトだけでなく観客にも深く刻まれただろう。これが今後チームにどう影響するか、、、)

 

落合「ま、、、良かったんじゃないですか? ここで悔しい思いができたのは。確かにあの5失点は防げたのかもしれない、、、でも、、、その後1点しかとることができなかった。野手陣も思うところがあるでしょう。王座を守りに行くんじゃなくて、再び全員で奪い取りに行く。夏に向けて仕切り直す良い機会にしましょう」

 

 

片岡「はい。未熟な指導者ですが、、、どうかお力添えよろしくお願いします」

 

御幸は寮の外で一人、バットを持って今日のことを思い出しています。

 

(沢村の努力はずっと見てきたつもりだった、、、どこまでも前向きな性格は素直に尊敬できる。でも、、、あいつが背番号1を背負う姿までオレは想像できていたか?)

 

(今日のマウンド。まさにエースの佇まいだった)

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御幸は沢村のこれまでのことを回想しています。

 

(そうか、、、あいつらと野球できるのもあと3か月か、、、、)

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倉持がやってきます。

 

「まーた隠れてバット振ってやがる。そんなに努力してる姿人に見せたくねーか」

 

 

つづく。
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