前回は、、、サイドバックに転向したアシトが竹島からアドバイスをもらって、栗林のビデオを見ていたところでした。

 

部屋でビデオを見ているアシト。

 

ビデオの中では、雨の中の試合です。

 

栗林がパスを受けてノールックパスをしてそれが通ります。

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アシトはそれを信じられないという表情で見ています。

 

アシトは何かに気づいたようです。

 

寮の廊下を走りだします。

 

 

「こら、青井! 寮の廊下走るな!」

 

アシト「望さん、、、栗林の試合の映像、、、、、、!!」

 
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3日後。金曜日。Bチーム単独練習日、および都リーグ第三スタメン発表日。

 

アシトたちがグラウンドで練習をしています。

 

杏里はそれを見ています。

 

コーチから声がとびます。

 

「何やってるんだ青井!! ちゃんとせんかあ!!」

 

アシトはパスをもらいますが、よそ見をしていてパスカットされてしまいます。

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清水「青井君きみ! ここずっと動きが散漫すぎるぞ。今のなんかボールホルダー全然みてなかったじゃないか!!」

 

アシト「スマヌ。」

 

コーチ「やる気なくしちまったってことなのかのう、今週はゲーム形式の練習が多いんだが、青井は明らかに集中力を欠いとる!」

 

「クリアしないといけないボールの落下点を見誤って、、、ボールを奪われピンチに、、、」

 

「ボールホルダーが目の前にいるのに、、、奪いにも行かず、ハッキリと絞ることもせず、あげくよそ見なんぞしおって、」

 

「わしゃあゴールキーパーコーチだからなんとも言えんが、なんじゃあ、今からでもフォワードに戻してやることはできんのか?」

 

望コーチは黙って先日アシトから栗林のビデオをクレと言われたことを思い出しています。

 

回想

アシト「確かめたいことがあるんや!」「オレ、、見落としてたのかも知れん」

 

アシトは、望コーチに「はガキの頃から教えられているなんでもないプレーを栗林が極端にしている」といいます。

 

「頼む!過去の映像見せてくれ。昔からあれをやってんのか見てみたい!」

 

ディフェンダーをやる気になったのか聞かれるアシト。

 

「やる気は、、、、ねえ。、、、でも、仲間、アイツラに迷惑かけたくねえ!足引っ張らないくらいまではせめて何とかしたいんや!」

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望コーチの回想は終わります。

 

今度はアシトの回想です。竹島にいわれたことを思い出しています。

 

(栗林さんのプレー見てみたら? 試合中ずーっとやってるもん。あの人。)

 

アシトの回想は部屋でビデオを見ているところに戻ります。

 

アシトはビデオを見ながら正の字をつけて何かの回数を数えているようです。

 

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(カメラに映ってるだけ数えても200回)

 

(他の選手はそれほどでもないのに、栗林だけが極端な回数やってるプレー。それは、、、)

 

「、、、首」「何回首降るんやコイツ、、、、ニワトリか。」

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(こんだけ首降ってプレーできたら、周りに選手誰がいるのか、何人いるのか、自分が何をやるべきなのか確かめながらプレーできる!!)

 

アシトたちが練習しているシーンに戻ります。

 

アシトはまたボールをトラップするのをミスします。

 

杏里は練習を見ながらぼんやりと考えているようです。

 

(首を振る、は、初歩の初歩でユースならずとも教えられていることでしょう、ただ、、、機械的に降るのではなく、その本質をプレーに活かせる選手はわずかです。)

 

(「栗林選手のプレーですぐに取り入れられるものがあります。」)

 

杏里がアシトに言った言葉のようです。

 

(正解です。私があの時言ったプレートはこのことです。)

 

(ただ、栗林選手は、ほぼ無意識下でこれを実行しているのです。)

 

アシトは首を振っていますが、無駄に首を振ってどこを見ていいのかわからなくなっているようです。

 

(今日はとりあえずもうやめよう、、、口で言うほどカンタンやない!これ、、)

 

そのときアシトにパスが来ます。

 

パスを受けたアシトに橘選手が突っ込んできます。

 

アシト(げ!! 前見てなかった。、、、一度富樫に戻し、、、)

 

その瞬間アシトの鋭いパスが通ります。

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あっけにとられる選手たち。

 

ホイッスルが鳴り、望は集合をかけます。

 

 

「あさっての、、、都リーグ第三節のスタメンを選手に告げる。」

 

場面は夜の公園に移ります。

 

花ちゃんが歩いています。

 

「勉強ばっかで息つまるからなー。気分転換するぞ。ん?」

 

食堂のおばちゃんが栗林君と話しています。

 

おばちゃん「この栗林君て子があなたに話があるって。」

 

つづく。

 
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