前回は、栗林のプレーについて首を何度も振っていることに気づきました。

 

そして、第三節のスタメンが発表されるところでした。

 

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第三節のスタメンがかかれたボードが置いてあります。

 

アシトの名前はありません。

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夜。外のベンチに座っているアシト。

 

杏里が近づいて話しかけてきます。

 

「、、、悔しいですよね。」

 

顔を上げるアシト。

 

杏里「前節までフォワードとしてBチームに多大な貢献をしていたのに、、、1週間経ってベンチ入りすらできないなんて。」

 

アシト「、、、しゃーねーべ。 サイドバックじゃなあ、、、もし出てもなんもできねえ。」

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杏里「、、、あんまりうれしそうに見えないんですけど。」

 

 

少し沈黙するアシト。

 

「、、、あんたが前言った、栗林のプレーで取り入れろってのは、、、首振りであってるか?」

 

杏里「はい。」

 

アシト「首振りの個人練習ってあんのかな? どうやったら完全に身につく? あんな栗林みたいに、無意識でも首振ってられるように、なりたい。」

 

杏里(こ、これは!!指導者を目指すものとして私、試されています!!)

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江スぺリオン選手食堂前。

 

栗林が献立表を花に見せます。

 

「これ、作ったのあんただよな?」

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花「い、、、一枚足りないと思ってたんだ。」

 

栗林「ここで見てたら、さっきのオバチャンが教えてくれたんだ。」

 

「あんただとはなー、、、福田監督のイモウト。 ジュニアユースん時からよく練習手伝いに来てた。」

 

花「おお光栄だ! 天下の栗林晴久におぼえてもらってるなんて。お手伝い冥利につきる!」

 

栗林「一度手当てしてもらったことがあるんだ。あんたに、、、」

 

 

いきなり後ろで大きな声がする。

 

ファンのおじさん。

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「おおお、栗林君! やっぱ栗林君だ! 学生服も似合うなあー。オレ達江スぺリオンサポーターの希望の星!!」

 

「ああそうか、ここ選手食堂だもんな。たらふく食え! 栗林君にゃ、俺が金いくらでもだしてやらあ。」

 

栗林「もう食べたので、気持ちだけで十分です」

 

ファン「おおそうか! 次の試合も頼むぜ! エスぺリオンの未来はお前にかかってるからよ!」

 

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立ち去るファンのおじさん。

 

うつむいている栗林。

 

「天下取りてえな。取りたい。、、、だから手伝ってくれないか。献立表、俺にも作ってくれよ。はなさん。」

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花「へ?」

 

栗林「偏食なんだオレ。ピーマンとかニンジンとか。」

 

花「子供か!、、、じょ、冗談だろ。あたしなんかの、、、そんな、、、」

 

栗林「ここまで作りこむんだ。そういう仕事目指してるってことじゃないのか? オレはプロの試合に出てる。オレに作るのはためになると思うぜ。頼むよ」

 

 

少し考える花ちゃん。

 

「ひとつだけ、条件が。、、、アシトに、どうやったらキミみたいにうまくなるのか、、、その、、、アドバイスを、、、」

 

そのとき、少し離れたところを歩いているアシトと杏里が花の目に入ります。

 

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黙り込む花。

 

栗林「、、、何?」

 

花「ま、作ってきます。」

 

 

一方、杏里とアシト。

 

 

杏里「首を振ると言うのは習慣づけです。青井選手。とにかく普段の練習から意識して量をこなさないと。個人練習となるとやっぱりこれですかね。」

 

リフティングを始める杏里。

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杏里「で、ボールが空中にあるときに、左右を見る。受ける。」

 

「このとき、ただ首を振るのでなく、そこにみえるもの何か一つを注視してください。たとえば、小石、葉っぱ、ボールを受ける。これの繰り返し」

 

アシト「うん、でも俺その練習知ってるわ。ただ、何かを注視しろってのは初耳やわ。わかった。それ1万回やる。今ならちゃんとやれる。」

 

 

杏里はリフティングしながら首を振るアシトを見て、前向きな人だと考えています。

 

 

(可愛い、、、)

 

はっとして首を振る杏里。

 

アシトはリフティングをして首を振りながら、さっきのミニゲームを思い出しています。

 

最後のきれいに通ったパス。

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(無意識やった。なんでできたのかわからん。)

 

(はっきり言葉にできねえけど、、、だけど、、、)

 

(すごいものをつかみかけてる気がする。)

 

 

アシトはボールを持ってつぶやきます。

 

 

「、、、視野、、、、」

 

 

つづく。

 

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