前回は、アシトたちが三鷹で、武蔵野の金田と会ったところでした。

 

金田は、エスペリオンの入団試験のことを覚えていて、かなりアシトたちに恨みをもっているようでした。

 
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エスペリオン会議室。

 

 

伊達望コーチがみんなに説明しています。

 

伊達「次の都リーグ第7節、多摩体育大付属戦。スタメンに大幅な変更があった。意図を説明する。

 

 

ボードにはポジションが書かれており、アシトは左サイドバックのスタメンです。

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伊達「首位の武蔵野と当たる前の大事な一戦だ。5連敗だけは阻止せねばならん。勝ち点3を積むために攻撃的な布陣を敷く」

 

菅原を左サイドバックに置いていたが、特異な右サイドハーフに戻し、大友が左サイドハーフに入ることに。

 

伊達「以前から大友には、中盤の左右どちらでもやれるよう経験させたいと思っていた。慣れんだろうが全力でやれ」

 

大友は嬉しいのか、口を開いてボードを見つめています。

 

伊達「そして、ワントップに、、、」

 

ボードには、ワントップに義経と書かれています。

 

義経健太「ええー、みんなのキャプテン義経健太ですー。おいらケガの経過も順調。だけど試合勘が戻ってない。ので、Bの試合で調整させてくださ、、、、、」

 

みんなびっくりしています。

 

 

義経「出る限りはー、勝つぞー。うおおおおー」

 

大友(す、、、すげえ。去年のプレミアリーグ得点王にして、、エスぺリオンユースの主将を務める義経さんがフォワードに!)

 

一色「ったく、、、せっかく義経が入って万全の布陣だっていうのに、、ここにきてなんだあいつが、、、サイドバックなんだよ、、、」

 

一色は、アシトがサイドバックに入っていることに不満があるようです。

 

アシトは、金田に言われたことを思い出しています。

 

(青井ィ、、左サイドバックならマッチアップできるじゃねーか。絶対出てこい。叩き潰してやるよ)

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拳を握るアシト。

 

 

、、、、多摩体育大付属との試合の当日、グラウンド、、、、、

 

 

「おい! 青井はどうした!」

 

富樫「落ち着かねえってずっと外周してるぜ」

 

「バカ言え、2時間後に試合だってのに体力使い果たす気か!」

 

大友「いやああ、アイツ前からそうらしいんすよ。考え事があるとき延々と走るんですって!」

 

義経「それで集中できんの? じゃあよござんす。」

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大友(プレーを間近で見れるのは嬉しいけど。ホント変わってんなあ、、、)

 

先輩「富樫、わかってるだろうな。望さんの話、、、、」

 

打ち合わせの回想、、、、

 

伊達「続いてディフェンダー。富樫は福田の指示を忠実に守ってるな。」

 

富樫「ああ、守備が万全になるまでは攻撃はするなってな。」

 

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伊達「そこは評価する。おまえの正確にしてはよく我慢している。今回も同じだ。守備に意識を置け。まず守る責めるのはそれから。」

 

富樫「エイエイ。わかってるよ。」

 

伊達「青井もだ。、、、まずは守備だ。両サイドバック、よく考えて動け。」

 

先輩「そういうことだよ。今回は義経さんがいる。ディフェンダー陣がムリをしなくても必ず点は入る」「わかったな」

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富樫「そうかい? 俺ァ伊達さんの話は、、、守備さえできりゃ、攻めてもいいってとらえたぜ。だって、攻撃的布陣って言ったんだぜ。今日のメンバーのことをよ。」

 

先輩「ったく。青井だけじゃない。お雨ら1年ホント大丈夫なんだろうな? あそこにいる橘を見ろ。」

 

橘はゴール前でうつむいて座っています。

 

「あいつ、せっかく使ってもらってるのにあんな状態で試合できるのか? 何があったのか知らんが、前以上に落ち込んでいるようだ!」

 

「ただ、1番の心配はやっぱり、、、青井君のサイドバックだ。なぜ望コーチは、ここで青井君を起用したんだろう?」

 

 

一方、アシト、、、、

 

住宅街のを走っています。

 

よこから海堂杏里がメガホンで声をかけています。

 

「ただちにやめてくださーい! 試合前に走り込みって何を考えているんですか?」

 

杏里は、走るアシトにやめるように言い続けます。

 

「ここで結果を残さないと、また何試合も使ってもらえませんよ?」

 

アシトは、走りながら回想しています。

ws000017フォワードとして使えないと言われたこと。

 

栗林のプレーを見て首振りを始めたこと。

 

そして、金田に言われたこと。

 

杏里「あっ、そういえば。花さんから連絡あって、今日の試合観にこられるそうですよ。」

 

立ち止まるアシト。

 

 

「それだ、、、、、、オレ、嬉しいんだ今。」

 

アシトはサイドバックになって、もやもやしてきたが、ここでスタメンになって嬉しいと言います。

 

「サイドバックなのに、すげえぞこれ。嬉しい。どういうことだ。びっくりだ、これ、、、、そうか、花くんのか。そうか。みっともねーとこ、見せらんねーな!」

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アシトは会場に戻っていきます。

 

杏里「なんで、花さんの名前でそれを思い出すんですか、、、、」

 

アシトは会場に戻りながら考えます。

 

(あんなに嫌だったのに、この嬉しいって気持ちはウソじゃねえ! 今なら何か、起こせそうな気がする。やってやる!)

 

 

つづく。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 
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