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三鷹で武蔵野ユースの金田に会い、挑発されたアシトたち。

そして、武蔵野戦の前の多摩大付属戦。

Aチームの義経が合流して試合が始まるところ、というのが前回まででした。

 

 

多摩大付属戦が始まりました。

 

観客の中には、「サッカーエブリーの記者金子葵(23)が来ています。

 

多摩大側観客「多摩大!多摩大!無敵の多摩大!」

 

前半が始まってまだ両チーム0点です。

 

金子「なんで。あの子、、、ディフェンダーやってるんだ、、?」

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アシト「うるあああ、、、」

 

アシトは相手チームのボールを持った選手の前にいますが、ドリブルで抜かれます。

 

富樫「その程度のフェイントにひっかかりやがって、、、」

 

相手チーム選手が、センタリングします。

 

ゴールキーパーの目の前にとんだボールを富樫が割って入ってクリアします。

 

「ナイス、富樫!」

 

先輩「青井! せめてセンタリングだけは防げ! お前んとこで今日何回上げられてんだよ! 自分のエリアにボールホルダー来たら当たりに行ってでも潰せ!」

 

アシトのところから、だいぶセンタリングを上げられているようです。

 

、、、、杏里が、記者の金子に気づいたようです。

 

「おや、いつぞやの記者の方。」

 

金子「あ!」

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杏里「前も思いましたが、変わってますね。プレミアでもプリンスでもないこの地域リーグに取材なんて。面白い記事になるんですか?」

 

金子「ね、ちょっとねえ! どうなってんのアレ? あの青井葦人ってコ! どうしてディフェンダーやってんの? 今日はあの子に目をつけてきたのに!」

 

 

フィールドの上のアシト。

 

(クッソー! やっぱ守備苦手や! 1対1でもムズイ! 「大事なのは間合い」ってコーチも練習中アドバイスくれたのに、、、相手様がボールさまを持ってる状態がどうにも、ムカつく、落ち着かん!)

 

アシトは、自分に言い聞かせます。

 

(いや、落ち着け。落ち着くんやオレ。今日は不安よりも、楽しみで胸が高鳴ってる。高鳴ってるんや。)

 

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相手チームの選手はアシトのことを話しています。

 

「左サイトバックだ。」

 

「ああ、あいつ穴だな」

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「始まって10分、、すでにあそこからクロスを3本も入れさせてもらってる。チーム事情か何かでディフェンダーやらされてるんだろうな、、、素人臭まるだしだ。、、、プレミアリーグの得点王がスタメンって聞いたときはぎょっとしたが、、、問題ない」

 

「あの再度バックだけじゃない、、、こいつら全員動きが悪い。フォワードまでろくにボールを運べない、、、いかにも4連敗中のチームって雰囲気だぜ。」

 

「いずれにせよ、サイドだ。あそこから入ってさっさと先制点もらおうぜ。」

 

 

 

、、金子「うわー、すっごい下手じゃん。あの子、守備! あたしは、、、あの子の前の試合観て全得点に絡む姿にワクワクしちゃったんだ! だから今日来たのに! なんだディフェンダーなんかやらせてんだよ!」

 

金子は杏里に泣きつきます。

 

「向いてないよアレ、サイドバックだってのに、、、見てよ。ずっとキョロキョロしてんじゃん。あんなキョロキョロする必要ある? サイドバックだったらプレーするエリアとか決まり切ってるだろ! センターバックの指示を頼りに前だけ向いてりゃいいんだよもう! 将棋の香車と一緒なんだよ!」

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フィールド上で走るアシト。

(この一か月。基本メニューのほかにやったことはとにかく首を振ったこと。実戦形式の練習の中で。そうでない練習の中で、個人練習で、日常の中でも意識して、自然にできるよう、)

 

相手選手「もう1回サイドだ!」

 

大友(マズイ! アシトのとこに集中的に人数をかける気だ! なんとしてもおれのとこで止めねーと、、、と言っても俺、左サイド全然慣れてねー!)

 

アシトは自分に(落ち着け)と言い聞かせています。

 

そのとき、「頑張れー!」という声がアシトの耳に入ります。

 

観客の中に花が来ています。

 

花「頑張れー! ディフェンダー!」

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花の応援に気づいたアシト。

 

「大友ー! つり出されるな。外に回れ! 26の前ふさげ!」

 

大友「お、おお。」

 

杏里(コーチング!)

 

大友がアシトの指示で26番の前に出るのを見て相手選手は、焦ります

 

(こいつにそこのスペースに入られたら、、、もうこっちに出すしか。)

 

パスを出す相手選手。

 

そこにアシトが走りこんできます。

 

(潰しにいくのは、人じゃねえ! 人じゃなくて、、、、スペース!)

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パスカット!

 

つづく。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 
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