多摩体付属戦。

 

前回は、1対1の状態で、アシトが「撃てる」という場面で、富樫にパスして富樫のヘディングで勝ち越したとことでした。

 

2対1でリードするエスペリオン。

 

エスペリオンベンチから声が飛びます。

「アディショナルタイムだ!」「なんとか守り抜け」「頑張れ」

 

そして、ホイッスルが鳴ります。

 
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エスペリオンメンバー

「やったああああ!」「逃げ切ったぞおお!」

エスペリオンは5連敗をまぬかれました。

 

アシトも膝をついて息を切らせています。

 

(結局、オレがこの試合でいいプレーができたのは、あのアシストまでだった)

 

福田監督もアシトを見ています。

 

伊達がコーチがベンチに下がるアシトに話しかけます。

「アシストまでは良かったが、そこから攻守のバランスが崩れたな、青井。、、、守備だけなら良かったんだろうが、、、攻撃参加をするようになって攻撃と守備の間で無駄走りが多くなり、一人で体力を消耗した。いつ代えても良かったぞ、青井」

 

アシト「、、、、ウス。」

 

アシト(あのアシストから、成京戦のときみたいにまた頭がぼーっとして、、、そこから無我夢中、、、試合のこともよく覚えてねえ、、、、勝ってよかった、、、けど、悔しさが残る)

 

 

福田監督が声をかけてきます。

「守備頑張ってたそうじゃないか、アシト。コーチングして有効にスペースを潰したって、望がほめてたぜ。、、、、守備は難しいんだ。」

「攻撃に比べて組織的な決まりごとが多く、言語化も圧倒的に多く求められる。でもコーチングで導いたってことは、それだけ言語化できて立って言うこと。、、、よくやったよ。アシト」

 

 

アシトは義経が「福田さんがよく、お前をほめるんだよ。Aで」と言っていたのを思い出します。

 

福田「、、、ただ、一つだけ聞かせてくれ、なぜ撃たなかった?、、、別にどっちが良いとか悪いとかの話じゃないんだぜ。ただ、、、勝ってもそんな浮かない顔をするのはどうかと思ってな。」

 

アシトは気付きます。

(そうか、、、この悔しさは、90分間安定したプレーが出来なかったことだけじゃない。フォワードに戻りたい俺が、あのときパスを選択した。そのことがなんでなのか自分でもわかんねえ、あそこから頭が働かなくなっちまった、、、)

 

「でも、オッチャンは俺が撃たないほうがよかったやろ。」(俺にフォワード失格の烙印押したんやから、、、)

 

 

 

福田「悩んでサッカーをするな。俺が言いたいのはそれだけだ。、、、次の相手東京武蔵野だよな? ビデオで観た。あれは最高のチームだ。今のままだと勝てないぜ。ただ、武蔵野戦の働きいかんで、、、、、お前のAチーム入りを判断する。頑張れよ」

 

Aチーム入りと聞いて、口を開けているアシト。そこに大友が抱き付いてきます。

 

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大友「アシト! ようやく勝てたぞ! お前のアシストのおかげだぜ!」

 

足を怪我した一色も声をかけてきます。

 

アシト「一色さん。足の具合は、、、」

 

一色「俺はいいんだ。それよりやっと、、、チームが勝てた。ありがとよ」

 

 

みんな喜んでいます。

 

アシトは、花のところに近づいて行きます。

 

アシト「ハッハッハ! どうや花、久しぶりに試合出てこの活躍。そんな日に応援てタイミングいいやなか!」

花「頑張ってたじゃないか」

 

アシト「おおそりゃもう、お前が来たからな。」

 

花「、、、、」

 

アシト「ファンの前で変な試合できねーだろ。でも来るの遅いぜ! 次はアタマから来い。頼むぜ花!」

 

そこに記者の金子がアシトに抱き付いてきます。

 

「青井君! 初めましてあたしスポーツエブリの記者の金子葵です。、、、、」

 

花「記者さん。後方も通さずいきなり選手に話しかけるんじゃない。」

 

花は怒っているようです。

金子は、都リーグの別の試合をこれから見に行くと言います。

 

「えーと、東京武蔵野ユース。なんか急に強くなったってちょっと話題になってるからどんなサッカーしてるのか観に、、、、」

 

そこに大友が走ってきます。

 

「アシト! 大変だ!」

 

大友の話では、橘が伊達コーチに自信がないので次の試合に自分を出さないでくれと頼みに行ったということでした。

 

 

アシト「本当に橘がそういったんか?」

 

大友「次戦はいよいよアイツの古巣、、、東京武蔵野戦だ。その前に闘う自信を無くしちまったってことんなんだろう」

 

 

アシト「俺達も武蔵野を観に行こう! 橘も連れて、、、、武蔵野には絶対勝つぞ。あいつらがどんなサッカーしてるのかこの目で確かめておくんだ!」

 

アシトは金田の顔を思い出しています。

 

つづく。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 
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