先週は、多摩体付属戦にアシトたちのエスペリオンBチームが勝利したところでした。   そして、アシトは次戦であたる武蔵野の試合を観に行こうとしています。   、、、試合後のグラウンド。   アシトは、花と話していてそれを海堂杏里が見ています。   執事「、、、お嬢様、お持ちいたしましたが。」   執事はなにやら箱を抱えています。   スポンサードリンク 杏里は木の下に座っている富樫に話しかけます。   「、、、富樫選手。、、、お弁当要りませんか。」   富樫「、、、ハア?」   杏里「ご安心ください。海堂電機の新商品クーラーブラックボックスで冷やしておりましたので傷んでません。ご要望とあらば自家用車に備え付けられたレンジで今すぐ食べられるようにいたしますが、イカが?」     富樫「ちょっと待ってちょっと待って」   杏里「朝の5時から起きて作りました。手料理は初めての経験です。」 涙を拭く執事。     富樫「、、、俺に作ったもんじゃねーだろ? もともと考えてた奴に渡せばいーじゃーねーか?」   杏里の暗い表情を見て富樫は「食うよ食う食う食う!」と言います。   富樫「弁当に重箱って、、、さすが金持ちスケールが違う、、、」   竹島が富樫に声をかけてきます。   「富樫。約束だ。ちょっとツラ貸せ。」 一方アシトたちは、、、、   車で武蔵野線を見に向かっています。     橘「降ろしてくれ! なんで今から武蔵野に行かなくちゃならないんだ!」   大友「まあまあまあまあ!」   アシトたちは月島コーチに許可をとって武蔵野線を観に行く途中です。   アシト「なあ、橘。お前本気なんか、、、次の武蔵野線出さないでくれって。」   橘「、、、、」   アシト「橘、お前忘れたわけじゃないだろ? 金田に言われたことをよ。、、、それに武蔵野は古巣やないか。小学生から一緒にやってきた仲間がたくさんいるんやろ? 成長したお前を見せれるんや。こんな燃える試合ないやろ?」   橘「成長してればな。」     アシト「わからねえ。オレも、愛媛でずっとやってきた仲間がいる。高校で一緒にサッカーできなかった分、、、いつかあいつらの前でサッカーできるなら、胸張ってしたいって思ってる。それが、、、一緒のフィールドだったら、本当に最高だ。、、、俺はずっとそう思ってる」   運転している金子記者「武蔵野ユースってさあ、今監督がすごく良いらしいのね。」   「すんません、記者さん。オレら一緒に乗せてってもらって」   金子「いいのいいの!、、、で、話の続きだけど、武蔵野はJユースじゃなくて普通のクラブユースでしょ。あなたたちエスペリオンに比べたら環境、戦力ははるかに劣るはずよね? でも! 今年ジュニアユース監督から昇格した佐竹監督が、そんなの関係なく選手を躍動させてるって話よ。」 アシト(去年までジュニアユースの監督だった? じゃあ橘、その監督のもとで一緒にやってたってことじゃないか!)   スポンサードリンク   アシトは、金田と一緒にいた中野のことを思い出します。   (僕らは本当に努力した。佐竹監督の言うとおりに。今の僕らは本当に強い。)   さらにアシトは福田監督の顔を思い出します。   (ふん。強引に選手のポジション変えようとする監督とはわけが違うの)   助手席から花が振り返ってアシトを見ています。   花「アシト。今兄いのこと考えてたろ」   アシト「花、、、なんでお前までついてくるんや?」   花「監視役だよ! あのねえ、記者さんの車をアシに使うとか金輪際やめろよ君たち! クラブの一因として節度ある行動を保て!、、、ったく。」   金子「ふふふ。」   金子記者が花に近づいて耳打ちします。   「わかってるって。写真渡せるタイミング伺ってるんでしょ? うまくなりなよ」   花(あたしとアシトは、そういうんじゃない。)   、、、、武蔵野のグラウンドに付きます。   16時から武蔵野ユース対関東総合学園の試合があると書かれています。   アシト「な、なんや。十分良いグラウンドやないか、、、」   金子「ま、もともと実業団チームだったからさ、大本の企業が出資してくれて普通の街のクラブよりは充実しているね。」   金子が言うには、武蔵野のグラウンドはここだけで、トップチームやその他の用途で使っていて、ユースとジュニアユースが使えるのは1日1時間で半面ずつだそうです。   大友「半面で1時間、、、それ、、ちゃんと練習できんのかよ?」   橘はできるといいます。 「工夫だよ。」   そこに誰かが声をかけてきます。   「橘!」   橘「佐竹監督、、、、」     佐竹「試合、、、観に来てくれたのか?」 品川コーチ「どうだあエスペリオン! うまくやってんのか?」   橘は来週の試合について試合に出さないでくれと伝えたと言います。   佐竹「苦しんでるんだな。、、、良いことだ。苦難を覚悟で行った道。ちゃんと苦しんでいるんなら、それが間違ってなかったってことさ。、、、お前が頑張ってくれてて良かった。じゃあな。」   佐竹監督は立ち去り、橘はうつむいたまま立ち尽くしています。   大友「おい、もうすぐ試合始まりそうだぞ。あそこに金田と中野もいる!」   アシト「橘、、、胸が高鳴ってきたぞ。俺。、、、あの監督がどんなサッカーでチームを強くしたのか、、、ちゃんとこの目に焼き付けよう、、、、!」     つづく。   最後まで読んでいただきありがとうございました。  
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