次戦は橘の古巣である武蔵野戦です。   その前に前回は、富樫とユース生の因縁について3年半前の話が始まりました。   小学6年生のときにエスペリオンジュニアユースに練習生として参加していた冨樫。   スポンサードリンク 冨樫は黒田に、冨樫がパスして黒田がゴールすることでエスぺリオンにアピールしないかと持ち掛けられます。   練習試合で富樫はその通りに黒田にパスをだしますが、黒田はバックパスをしてボールを返してきます。驚いた冨樫は黒田のパスをスルーしてしまい周りから責められます。   【今回】 前回の練習試合の試合後のグラウンド。   竹島が女の子と話しています。   冨樫「試合に女連れて来てんのかよ。」   女「誰?」   竹島「ん、あ、、、練習生の、、、別に彼女じゃねーよ。観に来たいなら勝手に来たら?って言ったら、、、」     女「あ、ひどーい。だって竹島君メチャサッカーうまいから観てて気持ちいーもん♪」   別の女「光一君もそお。クラスの女子みんな応援してるもんねー。」 冨樫は怒ったままその場を離れようとします。   竹島が冨樫に声をかけます。   「誤解すんなよ練習生。、、、サッカーはサッカー、普段は普段。ちゃんと使い分けで来てるからな、俺、、、少なくとも俺は、ドフリーの得点チャンス外すようなことしないぜ。」   冨樫は歯を食いしばって歩いて行きます。   女「、、、誰あれ?」   竹島「ああ、練習生だよ。1週間だけの、、、そーいや、あいつ名前なんだっけ?」   冨樫(エスペリオンジュニア、、、東京の小学生世代のトップだ。どいつもこいつもすげえ技術。試合でもバケモンみたいな強さ。かといって油断して手を抜いてるヤツなんて一人もいねえ。、、、、なのに、、、なんだ? なんでこんなにイラつくんだ?)   、、、エスペリオンユースの寮。   冨樫と一緒に来た練習生2人が帰ると言い出します。     練習生「うん、、、レベルが違いすぎて、これ以上いても辛いだけだし、、、富樫君、きみはまだついていけてるから頑張ってほしいよ。でも僕らは、、、」   冨樫「あいつらがうまいのはわかってたことじゃねーか。それで逃げ出すってよお、、、」   練習生「そうさ、下手なだけなら頑張れる。でも、、、彼らなんか、怖いんだよ。変なんだよ。雰囲気が。僕らのことが目に映ってないっていうか。だから惨めになるんだ、、、」 冨樫「多少見下されるのはしかたねーじゃねーか!」   黒田たちが近くを通りかかって冨樫が怒鳴っているのに気づきます。   冨樫「俺はそれもバネにして戦ってやんぜ。」   練習生「見下されてるわけじゃない。だって、、、目に映ってないんだから。、、、富樫君、、、今日の試合、変じゃなかった?、、、なんか僕ら練習生にだけパスや指示の感じが違うっていうか、、、うまく言えないけど試合中ずっと、、、彼らの練習に付き合わされているイメージだったんだ、、、」     冨樫(そうか、、、練習、、、練習台だ! 俺も感じたあの違和感は、自分が同列に見られてねえ! 代わりに練習台にされてるように感じたもんだったんだ!)   冨樫は黒田が「ゴール前で狙ったところに落とせる? 僕はそこに走りこんでいく。」と言っていたのを思い出します。   練習生「でも、、、でも一番怖いのは、悪意がないんだよ。そうすることに、、、! それが逆に怖くて」   連取生たちは黒田たちが見ているのに気づきます。   スポンサードリンク 練習生「じゃ、じゃあ富樫君。頑張ってお疲れさまでした。」   練習生たちは去っていきます。   冨樫は黒田と竹島たちに声をかけます。   冨樫「、、、何も言わねえのかよ?」   黒田「何を言えばいいの?、、、ま、富樫君は残るんだろ! 最後までよろしく! 最終日はまた試合があるみたいだよ」   冨樫「、、、」   黒田「ふう。えーとね、、、あの時僕が撃たなかったのは、君にパスしたほうが確実に決めれる場面だったからだ。これでいい?」 冨樫「点とりたくねーのかお前! サッカーは点取ったときがが一番最高なんじゃねーか!」   黒田「、、、総得点数でプロになれるんならそうするけど。今日みたいな練習試合も含めてって、、、ないでしょそんなん。」   竹島「まあ、しつこいようだけどよ。おまえの場合点取ってから言えよ。今日のはひどいぜ。蹴れば入ったのに! フォワードとしてあれに反応できないなんて。」   冨樫「あそこでボール返してくるようなヤツとサッカーしたことねえんだよ俺は!」   ため息をつく黒田たち。   黒田「君らと僕らは違うよね。」   、、、、そして、練習生最終日の試合になりました。     コーチ「頑張れよ冨樫! 合格ボーダー上だ。この練習試合が最終テストだぞ!」 冨樫がボールを持っています。   (気に入らねえ。違うって何がだよオラア! アイツらの感じ、、、本当に気に食わねえ!、、、だがそうも言ってられねえ、合格するためにはこの試合、、、活躍するしかねえんだ!)   冨樫はパスを出します。   (今日も練習台にされるか? いや、シャクだがそれは仕方ねえ。サッカーは弱肉強食だ。レベルの低い俺が悪いんだ! 、、、そんな中でも結果を出す。のし上がってやる!)   冨樫にボールが戻り、黒田が声をかけてきます。   「冨樫君。サイド。前に出して!」   冨樫は黒田にパスを出します。そして次に冨樫が走り黒田からパスを受け取ります。   コーチ「よおし、二人ともナイス連携だ!」   冨樫(今日は、違和感がねえ。この前みたいに練習台にされてる感じはしねえぞ!、、、まあいい、それなら思い通りにやれる。)     冨樫は何かに気づきます。   竹島がどこかを見ています。   (なんだ、あの野郎、この前の試合じゃセンターバックのくせにどんどん上がってきたくせによお! ? どこ見てんだあいつ?)   冨樫が周りを見るとチームのメンバーはみんなグランドの外をチラチラ見ています。 (今日のこいつら敵を見てねえぞ、、、なんだ何を見てる?)   そのときゴール前でパスを受けた黒田がシュートを決めます。   冨樫がゴール後の黒田に詰め寄ります。   「てめえ。自分で撃てるじゃねーかよ。」   黒田「もう、、、何? また絡んでくる気?」   冨樫「てめえらがさっきからチラチラ見てやがるの、、、前の試合にゃ来てなかったジュニアユースの監督だよなあ」 冨樫は黒田の胸倉をつかみます。   冨樫「上の人間がいるときはプレーを変えるってのは、どういう理屈なんだよ、ええオラ。」   つづく。   最後まで読んでいただきありがとうございました。  
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