アシトたちは、次戦であたる武蔵野の試合を見学に行き帰ってきました。

 

そして、次戦のスタメン(2人を除く)が発表されたところが前回まででした。

 

今回からは、3年半前の話のようです。
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、、、3年半前。

 

エスペリオンジュニアのグラウンド。

 

コーチ「この3名には、今日から1週間我がエスペリオンジュニアに練習生として参加してもらう。

 

竹島や朝利たちもいます。

 

コーチ「練習生として結果を残したら、来年はお前達と一緒にジュニアユース生としてエスペリオンの一員となる。色々おしえてやってく、、、」

 

冨樫「自己紹介するぜ。」

コーチの話に割って入る冨樫。

「冨樫慶司、フォワード。プロになりてえからわざわざここに来た! だからヌルいサッカーしやがったら、こっちから願い下げだぜ! まあよろしく頼まア!」

 

、、、現在の選手寮。アシトと大友が朝利に話を聞いています。

 

 

アシト「ま、、、まじか! 富樫小6ん時に一度エスペリオンに練習生として呼ばれてたんかよ!?」

 

朝利「、、、そうだよ。、、、あああ!そんな話どうだっていいんだ僕は、、、!! 何で僕の部屋に来るんだ!」

 

大友「いや、俺の部屋であるんだが。」

 

朝利「ボクはAチームから落ちた、、、わずか一か月、、、なにもできなかった! こんな屈辱初めてだ! 今さらBなんてモチベーションも上がらない。今の僕はつらい! いっぱいいっぱいだ。富樫の問題なら本人に訊けばいいだろ。」

 

 

一方、橘も選手寮の食堂で遊馬に話しかけています。

 

黒田「なんじぇ、橘? わざわざ俺に話なんて何事かとおmと田良富樫と黒田たちのことを話せえ?、、、お前普段ワシと話さねーじゃん。エスペリオンと提携してる明泉公行じゃなくて神学校通ってるしな。」

 

橘「頼むよ遊馬。俺は決めたんだ。次の武蔵野戦、勝つためにはなんでもやる。もう迷わん。この一週間チームのために尽くしたいんだ、、、!」

 

遊馬「、、、急に良いツラになったじゃなあ、お前、、、他人の話には興味がないんじゃが、ま、いーか。」

遊馬「橘、サッカーの一般論つーか、、こういう文句聞いたことあるか?」

 

橘「えっ?」

 

遊馬「ユースはメンタルが弱い」

 

3年半前の回想に戻ります。

 

遊馬「ほー! お前やるじゃなヤンキー! 俺らが基礎練でいつもやってるロンド、、、練習生でついてこれたやつ初めて見たわ!」

 

※ロンドとは、、、一人もしくは数人の鬼役を決め、選手はその周りを囲み、ボールを鬼に取られないよう回す練習。ウオーミングアップや基礎練習として世界中で行われている。

 

冨樫「あ、当たり前だ。(クソタレが! すごいスピードでボール回しやがって、、こちとら必死だ!)」

 

冨樫(これが基礎練、、? 毎日やってんのかこれ? 全員すました顔でいやがる、、、俺と同じ小6が、、、これがJのアカデミーかよ!)

 

そこに福田が声をかけてきます。

 

冨樫「ふ、、、福田さん!」

福田「ロンド、さまになってたじゃねーか。ちゃんとあれから練習してたってことかー。」

 

冨樫「してたぜ! あん時、あんたに教わったこと頭ん中で繰り返してずっとやってたんだ!」

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冨樫(福田達也、、、1年前トレセンで俺に技術を教えてくれた人だ! あの時はわからなかったがまさかスペインリーグで旋風を巻き起こしたあの福田達也だったとは!)

 

冨樫「でもズルいぜ兄ちゃんよ。せっかくジュニアユースに入れるチャンスもらったのに、あんた来年からユースの監督だっていうじゃねーか!」

 

福田「縁がありゃ一緒にやれるだろうよ」

 

、、、選手食堂。

 

黒田「いいなあ、きみ。あの福田さんに声かけてもらえるなんて。」

 

冨樫「なんてテメエオラ。」

 

黒田「わーほんとうにヤンキーみたいなしゃべりかた。初めまして僕、黒田。」

冨樫「あの釣り目(遊馬)以外でマトモに話しかけてきたの、お前が初めてだぜ黒田よ。」

 

冨樫はアカデミーの連中がおとなしいと言います。

 

黒田「みんな本気でプロになりたいからさ。あんま他人のことにかまってられないっていうか、ま、僕は仲良くしたいから。分からないことがあったら訊いてよ」

 

黒田は午後に地元の小学校と練習試合があり、スタメンには冨樫たち練習生の名前もあったと言います。

 

黒田「せっかくだからフィールド上で色々試してアピールしてみない?、、、たとえば君の身長を活かす! 敵ゴール前に来たロングボール、ジャンプで受けて狙ったとこに落とせるかな? 僕はすぐ横を走って抜け出すそこを狙って上手くゴールにつながったらすごいアピールになると思うよ?」

 

練習試合が始まります。

 

エスペリオンがボールを持っています。

 

冨樫(スゲエ! 試合になるとさらにすげえ! 練習のスピード感そのまま試合に入ってる!、、、ここに入れたら、このレベルで毎日サッカーできるのか、、、間違いなく俺はプロに近付く、、、最高の環境だぜここは!)

 

 

冨樫は黒田に言われたようにアピールしようと考えます。

 

 

冨樫(ただ一つ気になるのは、、、、こいつら同僚に対するプレーと練習生に対するプレーが何か、違うよなー?)

 

ゴール前、富樫の前にボールが飛んできます。

 

「ロングボール行ったぞ6番(富樫)!」

冨樫は走りこんでくる黒田を見ます。

(やってやる! アピールのためだ)

 

冨樫のパスで黒田はキーパーと1対1になります。

 

冨樫(ここは確実にモノにしろや!)

 

 

しかし、黒田は冨樫の方にバックパスを出してきます。

 

冨樫「え?」

 

冨樫は驚いてパスをスルーしてしまいます。

 

 

「なにやってんだよ練習生! ドフリーだぞ」

田「何やってるんだよ、、撃てば入ったのにー、、、」

 

冨樫「何やってるじゃねえよ、、、なんで撃たねえんだよ、今の。てめえ。」

 

黒田「は?」

 

つづく。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 
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