【
前回まで】
長かった兵安戦が終わりました。
兵安のピッチャー平に押さえられ、早乙女や薬師寺に撃たれて先行されていたDL学園。
しかし、8回裏の攻撃で逆転し、最後のバッター早乙女を金川がピッチャーライナーに打ち取りセンバツの悔しさを晴らしました。
スポンサードリンク
【今回】
午後6時DL学園月光寮(研志堂) 対兵安戦の夜
板敷の広間にDL野球部のメンバーが座っています。
烏丸「メンバー、ほいで応援団。今日は雨の中ご苦労さん。私学大会春季近畿大会のダブル優勝達成。その上、、、宿敵兵安に勝利し大変気分がよろしい、、、よって本日に限り、、、、、お菓子、ジュース。解禁する」
「オオオオオオ」
飛び上がって喜ぶ下級生たち。
狩野たち「オ・カ・シ! ホイ! 甘・味! ホイ!」

烏丸「ほなマリオ。球場行こか」
阿比留(へっ、、、練習)
毛利(祝勝会的なやつは?」
烏丸「今日やらかした併殺の練習じゃ」
古谷「角川特打ちや。バッピ頼む。雨天来てくれ」
火影「ルイージ。俺も雨天でバッピ頼むわ。今日ヒット一本や」
ルイージ「ハイ」
石松「太郎ちゃんティー放って」
天津「ハイ」
「春日部。ラン行くさかい汗出しとってきて」
「ハイ」
阿比留「さっき優勝したとこやのに、、、、もう前に、、、」
檜「今日の反省はその日に消化するてか、、、、」
狩野「お菓子は深夜までお預けやで花ちゃん」
花本「うん、、、頑張る」
それぞれ練習する3年たち。

狩野たちは洗濯場で洗濯をします。
狩野「おい丸井。脱水終わってるやんけ。早う出せや。急いでんねん!」
丸井「ゴメンゴメン」
狩野「門松ちゃん、今何時」
門松「そうね、大体ねー!」
狩野「もうええって。何時?」
檜「8時や」
狩野「おおきにUSJ! エバネスコ」
檜「殺すぞお前! ちゅーかお前今晩何する気やねん? エエ加減言えや」
狩野「だから言うてるやんけ。革命起こすんじゃ、、、少々寮荒れるかもせんけど堪忍してくれ、、、オレら一年のため。ほんで、、、、」
狩野はDLのユニフォームを広げます。

「DL学園の未来のためでもあるさけな」
檜「、、、おい、、、アイツから目え離すなよ、、、」
花本「うん! 怪しすぎるもんな!」
毛利「抜け駆けは許さんぞ」
、、、、そして、縁側に座ってグラブの手入れをする金川。
グラブには「一年カス 1 金川春馬」と書いてあります。
手入れを終わり空を見上げる金川。
烏丸と石松と古谷がやってきます。
烏丸「お取込み中すまんの」
石松「ウホ」
古谷「ロマンチックしてるやんけ」
古谷は全裸で素振りを始め、烏丸と石松も縁側に座ります。
烏丸「わしらの公式戦も残すは夏の大会のみ、、、あと3か月で、、、このチームともお別れじゃの」

古谷「おいおい泣くなって金川」
金川「なんっでやねん! 泣くか!」
古谷「ハッハッハ」
烏丸「可愛いとこもあるんやのお」
石松も笑っています。
金川「せや、思い出した! カラスお前今日打席で泣いとったらしいやんけ! クッササッブ」
烏丸「泣くか」
そのとき、部屋の戸がノックされます。
「一年狩野入ります。失礼します。こんばんは」
金川「何や?」
狩野は膝をついて頭を下げています。
「お、、、お話があるです」

金川「オレらはない帰れ。誰に口きいとんねん殺すぞ」
狩野「殺される覚悟で参ったです、、、、」
烏丸「、、、」
金川「よっしゃ殺したろ立てコラ」
烏丸「待て待て金川、、、聞いちゃろう。それなりの理由があるんじゃろう」
狩野「ホ、、、ホイ!」
狩野は緊張で振えて白目になっています。
狩野「ほ、、、本日の試合、、、とても感動したですねん、、、三年生の背中しっかり目に焼き付けて心に刻んだです、、ですが」
狩野は顔を上げます。

「最強だとは思わんでござんす」
金川たち「、、、、、」
つづく。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
スポンサードリンク
関連
面白いです!更新を待ち望んでます!