【前回まで】
夏のベンチ入りをかけて行われた練習試合3連戦が終わりました。
活躍した選手もいればスタメンにさえ入れなかった1年もいます。
最も活躍した狩野は他のメンバーとの間で少しギクシャクしだします。
そして、親の期待のこもった手紙を受け取った毛利は親の過剰な期待に怒りを感じて、その手紙を破っていました。
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【今回】
午後4時30分、月光寮(研志堂)。

海宝の前に積み上げられたゼッケンが置かれています。
海宝「明日は抽選日、いよいよ本番や。夏のメンバー20人発表する」
檜の回想。
夜、烏丸に向かって話す檜「エース獲ります」
烏丸「もし金川からエース獲れたら、監督と同じヘアスタイルにしちゃろう」
回想が終わり、海宝の言葉を待つ檜(まだ、、、0%じゃない、、、)
海宝「背番号1、、、金川」
当然ではありますが、檜は悔しそうにうつむきます。
海宝「2、八雲、3、石松、、、、」
、、、午後9時。庭でたき火をしている寮監と竹若野球部長。
竹若「毎年のことだけど、、、夏のメンバー発表は胸が詰まるよ、、、今年は片桐が3年生の中で一人だけ外れた」
寮監「その特待生片桐のバーターで入った金川がエース。皮肉な話じゃ、、、這いあがってくる人間は強い。、、、喜ぶ、、、慎む、、、驕る、腐る、、、突き付けられた現実とどう向き合うかで、、、一人一人の未来が決まる、、、」
寮監は酒を煽ります「しかし、何年ぶりかのお、、、1年が二人もメンバーに入るとは」
、、、同刻。鐘楼堂。
フルチンの古谷と加納が鐘楼の前に立っています。

古谷「今までと同じことしてたらアカン。これからはもっと言動に気をつけろ。1年同士摩擦が起きても我慢や、、、我慢、、、常に相手の気持ちに立て」
狩野「ハイ、、、」
古谷「ユニフォームいつもええ匂いするやんけ、、、」
加納「コンディショナー入れております、、、」
古谷は立ち去りながら話します「その気持ち大事。ありがとう」
加納「ハイ!」
一人になった狩野は周りに人がいないか確認してポケットからゼッケンを取り出します。
16番。
ゼッケンを見てひとりでニヤける狩野。

、、、、一方、洗濯場。
丸井「阿比留。アカーン!」
阿比留が檜に馬乗りになって殴っています「もっぺん言うてみいコラア!」
檜がすかさず巴投げで阿比留を投げ飛ばします。
鼻血を流す檜「なんぼでも言うたるわ! 夏の大会中仕事免除してくれ言うとんねん! この重圧わからんやろがあ! おお?」
阿比留「はー? 背番号20の重圧?」
南「茶の手配とかかいな?」
阿比留「甲子園のベンチ入りは18人や。どうせ外れるわ」
みんな檜を残して立ち去って行きます。
檜「メンバーにも入られへんカスは黙っとけや」
花本が振り向きます「檜、わかってる? その言葉一生消えへんで」

洗濯場の一人残された檜、、、、
、、、その後、狩野がやってきて飛田と洗濯しています。
狩野「はー? 仕事放って自主練? アイツ何考えてんねん!、、、ブラシ貸して飛ちゃんもう12時や! 手伝うわ!」
飛田「ええわ、、、、」
暗い顔の飛田。
メンバー表。

、、、大阪市天王寺区の抽選会場。
たくさんの人が集まっています。
「おい次DL引くぞ、、、」
「初戦DLはカンベン、、、」
烏丸が箱の中からくじをひき、不敵な笑みを浮かべます。
対戦表が決まりました。

つづく。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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初めまして。
飛田が気になる。
あれだけいいやつは、檜が孤立した時に必ず優しく他のメンバーに謝りに行こうってなるはず。
飛田は3年になったら報われてほしい。
飛田はいい奴で将来的にスタメンで出て欲しい。
私学大会でベンチ外れた時も、素直に花本を応援してたし、仕事も誰よりも一生懸命やって仲間思いなんで報われて欲しい。