【前回まで】

寮内でタバコの吸い殻が見つかりましたが、寮監はそれを飲み込んでなかったことにします。

 

狩野と檜の一年生を含む夏のメンバーは、地獄の強化合宿を行います。

 

そして、合宿の終わりには、みんなで食事をして楽しみます。

 

ただ、鬼頭は親の期待を恨んでいる様子でDLのルールを記したノートを記者の九頭に渡してしまいます。

 
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【今回】

合宿後の夜、七輪で焼き肉をしているDLメンバー達。

 

烏丸「正直所詮から大阪4強の一角満附ってキツイなあ思たけど。ここまできたら公立・市立どこが相手でも怖い。」

 

藤巻「夏になって急に化けるチームもあるもんな」

 

烏丸「勝てば甲子園。負ければ引退。生きるか死ぬかや。全チーム背水の陣敷いてくるのが夏の怖いとこ。しかも一発勝負や、、、、儚いのお、高校野球って」

 

、、、金川と古谷。

 

金川「死ぬ気で突っ走った二年半がたった一敗で終わるって、、、、」

 

古谷「まるで桜やな。咲くまで長くて散るのは一瞬。殺生やでホンマ、、、」

 

古谷は大盛りのご飯を食べています。

 

寮監「よーし、ほんなら! みんなそれぞれ面会行こか! 炎天下の7日間ソウルフードを毎日作ってくれた親御さんに、、、感謝と愛を伝えてこい!」

 

、、、、鬼頭が両親と屋外のテーブルに座っています。

 

鬼頭の父親「ボルボ売り飛ばした。つらい決断やったけど、これからもっとお金もかかるし、、、、ていうかもう車どころじゃない。身を削ってはじめの夢を支えてくれる人への一番の恩返しは、甲子園に出てプロ入ってジャンジャン稼ぐことや。それで全てが報われる。自分の夢には責任を持てよ。」

鬼頭はうつむいて聞いています。

 

父「はじめの夢を叶えるために父さんも必死に頑張ってきた。、、、父さんは行けへんかったから、、、頼むぞはじめ、父さんと母さんを甲子園に連れてってくれ、、、」

 

、、、同刻。DL学園校内。

檜が父親と川を見ながら話しています。

 

父親「夏のメンバー入って絶好調かなあと思ってたけど、、、会ってみたらそうでもなさそうやな。可愛い息子の状態ぐらい顔色ひとつですぐわかる」

 

二人は黙って川を見下ろしています。

 

父親「研志。、、、オナニーしてんのか?」

 

檜「、、、え?」

 

父親「たまにはヌケよ。チンポ腐るぞ!、、、どないした研志? 最近彼女とうまくいってへんのか? 辛そうやな。チューしたろか? 、、、高い高いでもええぞ? お前好きやったやろ?」

 

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檜は顔を崩して泣き出します。

 

父親「なんぼでも泣け。母さんには内緒や」

、、、月光寮。洗濯場。

 

寮監「七輪の火。まとめて消すから一か所に集めてくれ」

 

狩野は軍手をつけて七里を集めて置いています。

 

狩野の母親は仕事で強化合宿には来れなかったようです。

 

「熱っつ!」となりで阿比留が七輪を落としています。

 

狩野「、、、阿比留のオカンも仕事?」

 

阿比留「セブイレで夜勤や」

 

狩野「オカン早死にしたらオレらのせいやな」

 

阿比留「片親で大変やのに銭飛ぶ野球するて、、、」

 

狩野「ごっつ親不孝やんな、、、」

 

阿比留「甲子園出な地獄行きや」

 

二人で話している狩野と阿比留の後から鬼頭が近づいてきます。

 

鬼頭は涙を流しています「どけ」

 

鬼頭は炭が燃えている七輪の中に両手を入れます。

鬼頭「ああーーー!」

 

狩野「アホッ! お前何してんねん!」

 

寮監が走ってきます「どないした!?」

 

狩野「鬼頭が!」

 

寮監「何? 大丈夫か!」

 

両手を真っ赤にして火傷している鬼頭「、、、もう嫌や。野球したくない。殺してくれ、、、死にたい、、、」

 

、、、、大阪市住之江区住之江公園野球場。

 

球場に人が集まっています。

DLの選手「泣いても笑っても、これがわしらの最後の夏じゃ、、、甲子園に帰ろう」

 

つづく

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 
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