DL対兵安。

 

天津が打たれて押されるDL。

 
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烏丸のファインプレーでも流れを変えることができず、4回表でも平にホームランを打たれます。

 

そして、しびれを切らした金川がブルペンに向かったところが前回まででした。

 

観客席の狩野や、グラウンドのDLメンバーも気づきます。

 

(金川さんが、、、、肩作ってる?)

 

 

一塁側室内ブルペン、、、、

 

金川「楠、時間ない。30分でつくるぞ」

 

楠「ハイ」

 

DL側は天津に声をかけています。

 

「頑張れ天津! 金川さんに繋げ!」

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兵安ベンチでは、、、

 

薬師寺「よしよし狙い通り、、、、ドンが出てくるぞ。ベルトの穴二つ締めよか」

 

平「重役出勤もええとこや」

 

早乙女「、、、、」

 

薬師寺「ごっつええ流れで4回まできてる。この状況で金川か、、、ウチとしてはやりやすい。でも4点で勝てると思うな、、、こっからが本番や」

 

 

マウンドでは、キャッチャーの八雲が天津に近寄って話しかけています。

 

「人生における大きな喜びは、、、君にはできないこと世間がいうことをやることである。バイウオルターバジョット。今君はまさにその状況に立たされている。」

 

金川「ハイ」

 

八雲「金川は今急いで作ってる。30分つまりあと2回、君にはやれるか?」

 

天津「、、、、ハイ」

 

バッターは兵安の9番大久保です。

 

DLメンバー「外野ランナー1塁抜かれるな!」「ワンナウト」「内野ゲッツーもらうぞ!」

 

 

天津(4点を金川さんに背負わせてしまう、、、申し訳ない気持ちの半面、、、、心のどこかで安心してる自分もいる、、、、この矛盾もすべて、オレの未熟さが生んだもの)

 

天津のボールをバントする大久保。

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サードが駆け寄って拾います。

 

「一つや古谷!」

 

ファーストに投げてアウト。ツーアウトです。

 

天津(今は受け入れてやるしかない)

 

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続くバッターは1番兵安キャプテンの薬師寺。

 

打った球はゴロです。

 

「抜けろヤックン!」

「天津、間に合う!」

 

天津(金川さんが仕上がるまであと2回、死んでも点やらん。ちっぽけでも、、、)

 

ファーストには間に合い、薬師寺はアウト。チェンジです。

 

天津(それがこの試合オレがやるべき最後の仕事やから)

 

ベンチに戻ってきたDLナイン。

 

藤巻がみんなに話しかけます。

 

「よーし、この回はオレが円陣組む! 集まれ!」

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烏丸「、、、、藤巻」

 

古谷「何や急に」

 

藤巻は客席にいる狩野たち応援団にも叫びます。

 

「おい!横断団もよお聞いとけ」

 

狩野「何々? しばかれんのか?」

 

檜「藤巻さんなら場外乱闘もあり得るぞ」

 

藤巻「白状する! オレはこの試合絶対出たくない! 怖いガチョン(イップス)さく裂する!、、、、こんな緊迫した状況の中でオレは100パーセント結果出せへん自身がある! 寮ではデカい顔してても球場ではこのありさま、、、、、」

 

少し沈黙する藤巻。

 

「謝りたいことがある。正直センバツ決勝で負けろと願ってた。メンバーの輝く姿をスタンドから嫉妬の目で見てたんや。、、、情けない、、、、」

 

メンバーも黙って聞いています。

 

「スマン! でもベンチに入ってわかった。お前らがどんだけ勝ちたいゆう強い気持ちでやってるか。尊敬する。こっからどうひっくり返して、どんなドラマを作ってくれるか考えたら、、、、身体の震えが止まらへん!」

 

「俺にできることは何でもやる! 俺も勝ちたい! オイ! かわいい応援団! 応援はなあ、人数の多い少ないやない! わかるか! 魂が誠実かどうかや! ベンチもスタンドも全員で勝ちに行くぞ!」

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拳を握りしめる狩野。

 

「ハイヤー!」

 

「こっからやDLは!」

 

4回裏のDLの攻撃です。

 

バッターは1番烏丸から。

 

応援「オー、カ・ラ・ス・マ!!」

 

マウンドの平。

 

「なにやねん。急に騒ぎやがって。すぐ黙らせたる。流れは渡さん」

 

叫ぶ狩野たち。

 

「カーラスマさーん!」

 

無言でバッターボックスに向かう烏丸。

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つづく。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 
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