対兵安戦。

 

2年の天津が兵安に打たれ4失点。しびれをきらした金川がブルペンに入りました。

 

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4回表の兵安の攻撃が終わったところで、3年藤巻が声をかけます。

藤巻は、センバツのときにスタンドから嫉妬の目で見ていたと言います。

「正直負けろと思っていた」と。

 

しかし、ベンチに入って、DLのメンバーがどれだけ勝ちたいと思っているかわかった、ベンチもスタンドも一緒になって勝ちに行くぞ、と声をかけます。

 

そして、4回表の攻撃はキャプテン烏丸から、、、、と言うのが前回まででした。

 

バッターボックスに入った烏丸。

 

球場には「カラスコール」が鳴り響きます。

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「お前がやらな誰がやんねん!」「こっから本番や」「どんな形でもええから出ろ!」

 

 

藤巻も叫びます。「カラス! お前が出たら何とかなる! 初球狙とけ!」

 

 

マウンド上の平。

「なんやねんこれ、、、、」

 

カラスコールに違和感を感じる平。

 

(完全に兵安優勢やぞ、、、3回パーフェクトでアーチまで叩き込んだのに、、、、あのクリーチャー(藤巻)の演説で急に空気が変わった、、、、誰やねんアイツ、、、、、まあええ、、、この回のポイントは、先頭の烏丸を切ることや、、、、コイツ出したら勢いづいてしまう、、、、)

 

平を睨んでいる烏丸。

 

平(集中や、、、コイツさえ切れば、、、)

 

平が投げます。

 

初球から打ちに来る烏丸。

 

カッ、

 

狩野「おおー!」

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烏丸が打った球はショート方面に飛びます。

 

藤巻「クソッ、、いい当たりやけど正面や、、、、」

 

しかし、兵安のショートは目の前でバウンドした球をとりこぼします。

 

狩野「やった!」

 

阿比留「イケる!」

 

球を拾い直すショートに平が声をかけます。

 

「落ち着け、間に合う!」

 

しかし、烏丸はものすごい速度で一塁に向かっています。

 

そして、飛び上がってヘッドスライディングする烏丸。

 

藤巻「カ、、、カラスがヘッスラ、、、、」

 

 

審判「アウッ」

 

うつむいたまま泣きそうな表情の烏丸。

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歩いてベンチに戻ってきました。

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烏丸「すまん」

 

DLメンバーは声が出ません。

 

藤巻「、、、、カラス、ケガするからヘッスラすんな言うてたやんけ、、、、オレは感動した。」

 

火影「大将が泥んこなってんのにオレらのユニフォームエラいきれいやな、、、」

 

古谷「主将に頭下げさせたらアカンわ」

 

藤巻「お前がくらい顔すんなよ! みんな心配なんねん! DLはこっからやろ! なあカラス! 一言くれや!」

 

 

ゆっくりと振り返る烏丸。

「ひっくり返すぞ」

 

「しゃー」「キレイに野球せんでええねん」「藤巻お前でてへんやんけ!」「やかましいわ!」「次行くぞ、桂出ろよ!」「よっしゃ行きましょう」

 

平「どないやねん」

 

 

薬師寺「来た来た。地球滅亡しても、ゴキブリとDLだけは生き残るっちゅう噂や」

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早乙女「ガハハ。これぞDL学園。ワクワクするのお平!」

 

2番桂がバッターボックスへ入ります。

 

(仕事仕事、、、)

 

ベンチ内で胸を抑える天津。

(俺のせいや、、、オレが抑えてたらこんなことなってなかった、、、オレがめちゃくちゃにしたんや、、、金川さんが投げてたら、、、、)

 

古谷「責任感じてんのか、、、、」

 

天津「、、、、、古谷さん。、、、、お、、、、おでがいじます、、、おでがいじます、、、、おでがいじます、、、!」

 

涙を流して古谷にお願いする天津。

 

 

古谷は天津の肩をたたきます。

 

「心配すな大丈夫や。そうやってみんなおおきなんねん」

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桂の方は、ファウルボールを打っています。

 

平「うっとうしいな、、、」

 

観客「あの2番13球目やぞ? どんだけ粘んねん」

 

桂(この回や、、、金川のスタンバイ、藤巻の演説、カラスのヘッスラ、、、、オレがここで出塁せな。せっかくみんなで作ったいい空気を台無しにしてしまう、、、、アーチ打って平も油断してるやろう。叩き時や、、、なんとしても出る)

 

平の投げた球は、ボール。

フォアボールです。

 

遂に、DLの初ランナーが出ました。

 

そして、次は3番古谷です。

 

つづく。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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