対兵安戦。

 

DLは0対4の劣勢。

 

4回表。藤巻のかけ声、烏丸のヘッドスライディングなどで流れを変えようとします。

 

そして、平のフォアボールでDL初のランナー桂が出ます。

 
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というのが前回まででした。

 

平「クソッ、、、」

 

狩野「やっと出た初ランナー!」

 

丸井「いい仕事です。桂さん!」

 

藤巻「反撃開始や!」

 

長野「古谷さん、一本お願いします!」

 

バッターボックスへ向かう古谷に桂が声をかけます。

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桂「古谷。茶の甘さ引き立てるよい渋みやろ?」

 

古谷「渋みがでしゃばった茶はハエのションベンと同等やけどな」

 

桂「やかましいわ、、、、古谷、頼むぞ。お前にかかってる。」

 

古谷「おう」

 

3番サード古谷がバッタボックスに入ります。

 

マウンド上の平(一人ランナー出たくらいで大騒ぎ、、、フン、、、負けてんのに陽気なこと、、、)

 

外野方向を向いている平は背中にライオンがいるような感じをうけます。

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振り向くとバッターボックスの古谷が平を見つめています。

 

平(、、、かかってこい、、、まだ兵安には4点あんねん、、、気迫と根性だけで勝てるほど野球は編まないぞライオンちゃん)

 

客席の寮監

「今日のヴィクトリア(勝利の女神)はややこしいぞ、アサ。極度の尻軽女や。さすがのワシでもよお落とさん、、、」

 

朝日出「、、、流れのことですよね?」

 

寮監「ついさっき兵安と誓いのキスを交わしたと思えば、藤巻のフルチン大演説、主将カラスの勝利への気迫、マジシャン桂の粘りに魅せられて、ケツが浮いた。そんな中古谷はいま期待と重圧、、、あらゆるものを背負って打席に入っとる。揺れるヴィクトリアの心を掴めるか、、、DL学園の3番打者。その真価が問われるときや」

 

朝日出「はい」

 

ベンチからは古谷に声がかかっています。

「頼むぞ古谷」「古谷さんお願いします!」「古谷お前に任せた!」

 

一塁の桂「、、、行けよ。古谷」

 

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平がキャッチャーのサインに何度か首を振ります。

 

そして、頷きます。

 

平がモーションに入ります。

 

古谷(下に示しつけたい、、、、負けたない、、、勝ちたい、、、勝手にいろんなもん背負ってきたけど、、、背負うもんが重たくて、力出せへんくらいなら、いっそ汚そしてしまえばいい)

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古谷の頭には、1年生のたちの頑張っている絵、海宝コーチや朝日出コーチ、兵安に負けたときのこと、などが浮かんでいます。

 

重圧の鎖が巻き付いた古谷。

大きな岩を背負っています。

そしてその鎖が外れます。

 

 

 

平が投げます。

 

古谷(今はただ純粋に、来た球を打つ)

 

平の球を古谷のバットがしっかりととらえます。

 

古谷「それだけや」

 

古谷が撃った球はバックスクリーンの得点板にぶつかって「兵安」の安の字の部分が割れます。

 

ガチャン、、

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アナウンサー「入ったー! ツーランホームラン」

 

盛り上がる球場。

 

薬師寺はニコニコしています「来た来た来たー」

 

狩野たちも盛り上がります。

 

寮監「アサ、、、感じるやろ?」

 

朝日出「はい」

 

寮監「DLについたぞ、、、ビクトリアが」

 

つづく。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 
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