対兵安戦。   4対2。兵安がリードして迎えた6回表兵安の攻撃。   判定ミスのフォアボール、イレギュラーバウンド、そして烏丸のエラーで兵安はワンアウト満塁のチャンスを迎えたのが前回まででした。   スポンサードリンク   こぼれた球。   狩野(烏丸さんが、、、、エラー、、、、)   平「っしゃ!」   「名手烏丸、痛い痛いエラー! オールセーフ! 6回表兵安ワンアウト満塁、ビッグチャンス!」   客席の1年。   阿比留「、、、クソ。後半戦ド頭からこの展開、、、きわどいコースの四球から始まって」   南「イレギュラーのヒットで1,2塁、、、」   花本「おまけに烏丸さんがまさかのエラー、、、打席には兵安主将の薬師寺」   「ウチの流れはどこ行った?」 檜「金川さん、、、まだ肩は出来上がってないやろうけど、、、ここでの失点はさすがにマズイぞ、、、」     薬師神がバットを振り回しながらバッターボックスに入ります。   「最っ高のお膳立て! 金川はまだか?」   観客「もうええやろ? 天津降ろして金川出せや!」「そうじゃ、いつ金川出すねん!」「もう天津じゃムリやって!」     寮監「みんなが金川を欲しとる、、、しかしここで天津を降ろしたらイカン。結果がどっちに転んでもこの経験は来年DLのエースを背負う天津にとって、、、巨大な宝になる。善一もそう思うとるはずじゃ」   天津と薬師神。   カウントはスリーボール、ワンストライクになります。   烏丸「かまへん天津。ええコースや! 置きに行くな!」   平「ヤックン、甘いの来るぞ!」   球場にはヤックンコールが響きます。「ヤックン!」「ヤックン!」   阿比留「ああ、アカン観てるだけで足すくむ、、、オレならガチョン炸裂や」   檜「ガラスのハートやもんな、お前、、、、オレもこの状況正常ではいられへん、、、」  
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阿比留「お前何様じゃ? USJ野郎が!」 天津が投げた球は低めのストライクに入り、薬師寺は見送ります。   古谷「よしっ!」   檜「よしよし」   阿比留「ああ、心臓飛び出る! スゲー!」   狩野は考えています。 (オレなら次、何を投げさせる?)   (6回表2点ビハインド、1アウト満塁でフルカウント、、、打者は1打席目ツーベース売ってる1番薬師寺さん)   (高めは外野まで飛ばされる可能性あるからポイ。理想はゲッツー内野ゴロが欲しい、、、、でも低めに来ることくらい薬師寺さんの頭にも入ってる)   (低めのストライクゾーンで勝負したいけど、、、疲れの見える天津さんの球が浮いてくる可能性はあるし、、、ヒットなら2点入ってまう、、、)   (となると、、、真ん中低めのストライクからボールになるスライダーで勝負! 売ってきても外野まで運ばれへんし、最悪四球でも1失点、、、これしかない!) (後は、、、天津さんがそこに投げられるかどうか、、、薬師寺さんが降ってくるかどうか、、、)   天津が投球に入ります。   天津は投げながらキャッチャーの八雲に言われたことを思い出します。   「人生における最大の喜びは、、、キミにはできないと世間が言うことをやることである。、、、、君にはやれるか?」   天津の投げた球は、低めのストライクギリギリへと飛んでいきます。     狩野「よし来た! 振れ!」   薬師神は振りに行きますが、途中でバットを止め、ボールはキャッチャーをとります。   狩野「振ったスイングや!」   審判の判定はセーフ、、、、、   平「っしゃー! 止まった!」   フォアボール押し出し、兵安5点目です。 薬師寺「ひー危ねー、ギリ止まった!」   うつむく天津。   ベンチでは海宝が、、、   「春よりずっと、、、、ええ顔しとる」     つづく。   最後まで読んでいただきありがとうございました。   スポンサードリンク