前回は、凡田が10勝0敗でシーズンを終え、モップスはノブヨシ監督が就任しました。 そして、凡田の代理人ダーティ桜塚が出てきて年俸について凡田と話し合っていたところまででした。   スポンサードリンク   、、、、プロ野球選手は活躍したら給料は上がり、活躍できなかったら下がる。この時の上り幅、下がり幅は当然ながら前年の年俸がベースになる、、、、、   路上を歩くダーティ桜塚。 (そう、、、前年のベースはすごく大事! 今日はそのことだけの確認!)     ダーティは、すき焼きやにやってきました。   個室でモップスの査定担当の綱木直雅と二人で向き合います。   ダーティ「今日の話し合いは具体的な数字を出すものではありません」   綱木「もちろんそのつもりです。」 ws000014 ダーティ「大事な前提の確認。、、凡田夏之介の今期の年俸のベースは8千万+手当4千万の1億2千万とかんがえていいでしょうな?」     綱木「凡田クンの今期のネ峰の考え方はあくまでも基本給のみに準じます。つまり年俸8千万」   目を見開くダーティ。 (もちろん球団がそういってくることも想定していた)   ダーティ「一般の社会ならばそうでしょうなあ、、、」   ダーティは、一般の会社員を例に出します。   通常会社員が基本給400万とボーナス100万としてあくまでも給料は400万。   翌年基本給が50万円上がったがボーナスが0円だった場合、年収は50万円のダウンだが、会社がその社員を昇給させたことは間違いないと。     綱木「そう、それはプロ野球界においてもしかり、インセンティブ(出来高契約)がそうです。、、、、基本給1億、出来高をすべてクリアしてプラス1億、合計2億だったとしてもその選手の基本給はあくまでも1億円です!」   ダーティは、インセンティブ契約であればそうだろう、しかし凡田の手当て4千万は契約更改前から約束されていた金額できわめて基本給に近いものだ、と主張します。 ws000013 綱木「ですが、契約書には基本給8千万とはっきり書いてあります。何度も言いますが間違いなく基本給は8千万であります」   ダーティ「仮に来季の年俸1億円と提示されたとしましょう。基本給が8千万なら昇給になるが、1.2億と思っていたら減俸ということになってしまう、、、当然ながら1.2億の倍増は2.4億だが、8千万の倍増は1.6億、、、」   綱木はあくまでベースは8千万だと言います。   見つめ合って沈黙する二人。  
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ダーティは少し話を変えます。   「凡田夏之介のモップスにおける年俸の推移は次の通りです。」   1年目8千万、2年目4千万、3年目1億2千万。   ダーティ「1年目で優勝に貢献したのに、、、まさか2年目に育成に落とされるとは思ってもみませんでした。、、、2年目に年俸を半減させたお詫びとばかりに3年目を1億2千万と設定してくれた」   綱木「ならせば単年8千万、、、、我が球団凡田投手に対して、1球も投げられないと分かっていた2年目に、、、8千万を払い、1球も投げなかった翌年も8千万を払った、という考え方であります。」 ws000012 綱木は1球も投げなかった翌年の年俸が1億2千万という計算はできないと言います。   ダーティは、決定的に2年目の年俸の考え方が違うと言います。   「あれだけ大車輪で投げて優勝に貢献したんだから、、、1億2千万に上がっても良かった」     綱木は、その考えだと2年目に1球も投げないわけだから、3年目は40パーセントダウンの7千200万くらいになるべきだと言い返します。   綱木「モップスは凡田投手はもちろん、契約選手には誰に対しても誠意を持ってリスペクトの気持ちを忘れずやっています」   ダーティ「そうでしょうなあ、、、モップスは12球団で一番信用できる球団。そのうえでやはり恨み言を言わねばなりません」   ダーティは、2年目に育成に落とされたことに傷ついたこと、あの仕打ちはひどかったとして、恨んでいると言います。 「凡田本人は言えないでしょうから代理人の私が代弁します」   ダーティは、あのとき凡田のプライドがズタズタに傷つけられたと言います。   「カネを手当てしたじゃすまない部分もあるんです」 ws000011   綱木は沈黙します。   ダーティ(心の問題には反論してこない。この男は悪い男じゃない)   ダーティ「基本給8千万という考え方は動かしようがない雰囲気ですが、、、、そのうえで交渉したい。こちらも譲ります。球団も譲ってくれませんか?」   ダーティは、今季のベースを1億円にしてもらえないかと提案します。   綱木はこれを会社に持ち帰って上司に聞いてみると伝えます。     笑顔になるダーティ。 「卵のおかわり頼みます?」   つづく。   スポンサードリンク