前回は、凡田の来季報酬について代理人のダーティがモップス側と掛け合い、9000万円ベース、という話になったところでした。

 

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交渉から帰る車の中。

 

モッチー(ダーティの弟子)

「9000万ですか、、、」

 

ダーティ「そう、、、モッチー一つ聞くが、モップスの言っていることに説得力はあると思うか?」

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モッチー「うーん。シーズン約170日のうちの10日しか1軍にいなかったって言われちゃうと、、、8千万から1千万アップ。年俸9000万というのは、、、妥当な数字にも思えます。」

 

モッチーの髪の毛をつかむダーティ。

「おいコラモッチー。それでもお前はミーの弟子か? モップスは凡田の復帰計画につきあったからチームは勝率を落とした、とか言ったんだぞ」

 

モッチー「そ、、、それは確かに本末転倒している言い方です。」

 

ダーティ「本末転倒?」

 

モッチー「だって凡田さんがトミージョン手術をやるはめになったのはチームに酷使されたのが原因なんですから! それで来シーズン中継ぎで使い物になるようにってことで復帰プログラムを組んでたわけですから、、、その言い方は絶対に当てはまらない!」

 

ダーティ「そうだ! そのロジックを言い忘れてた!」

 

モップス本部に戻ってきたダーティ。

 

モップス上司「その、、、ケガに対する我が球団の考え方は次の通りです」

 

「確かに凡田クンが手術までいってしまったのは最初の年に当時の鈴木カントクに酷使されたからです、、、、あの時はワイルドワンズとの優勝争いが熾烈を極めていた。鈴木カントクは凡田クンに頼りすぎてしまった、、、確かに凡田クンは優勝の犠牲者、、、」

 

ダーティ「凡田の復帰にチームがつきあうことはある意味当然じゃないですか」

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上司「ただ、ただですよ。それは認めるのですが、凡田クンの肘は遅かれ早かれいずれ手術に踏み切らざるを得なかった。これが医師の見解でした。、、、、凡田クンの手術からリハビリ治療まではすべて我が球団でメンドーを見ました。」

 

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ダーティ「あのー、それを恩に着せよーってんじゃ。そんなのは球団経営の必要経費でしょ。文京モップスは12球団の中で一番信用ができ、大人の球団であると信じてきたのに、、、そんなことを言いだすとはブランドが傷ついてしまいますぞ」

 

上司「そして、杉浦コーチのアイデアにより実践の中での復帰計画も慎重に丁寧に応援しました。給料の方も育成にした関係上凸凹になってしまったが、、、これは綱木が説明したようにならして単年8000万。1球も投げられなかったシーズンが1年あった選手に対して3年間毎年8千万払っていたのは、それなりに手厚い対応をしたと思っている。」

 

上司は、モップスが選手一人一人をリスペクトしており、凡田はある意味モップスのケアの中でうまく復活でき、選手寿命が延びたと言います。

 

「それが我が球団の見解です」

 

凡田の家に戻ってきたダーティーとモッチー。

 

凡田は、モップスに感謝しており、10勝0敗という数字がそのまま評価されないことも、1軍登録日数が10日しかなかっのもその通りだと言います。

 

ダーティ「じゃあ、球団の言うように9千万でいいのか?」

 

凡田は心のどこかで億を超えていいのかと言う気持ちがあったと言います。

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モッチー(今考えるとボスがベースだけの交渉に言った意味がわかる。これは提示額が1億以下で来るとどこかで不安視していたんだ。そのための先制攻撃だったんだ)。

 

ダーティ「今年の成績で1億以下だったらミーの敗北なのだ!」

 

ダーティはもうワンチャンスくれと言います。

 

凡田は、ダーティが一生懸命やってくれているのはわかるが、代理人と契約する難しさも感じていました。

凡田は、自分が最後に当番した日にモップスが6位から5位に浮上し、その後シーズン終了まで5位だったと言います。

 

ダーティ「よし!それいける。それで最後の一押しさせてくれ!」

 

モップス側と会食に来たダーティ。

 

上司「負けましたよ。じゃあ9千500でどうですか」

 

ダーティはもう一声と言って、20試合登板で500万円のインセンティブをつけてくれと言います。

 

上司は、30試合だと言います。

 

ダーティ「「間をとって25試合!」

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これでモップス側が折れました。

 

そして、12月某日正式契約に至ります。

 

(このインセンティブ、、、後々様々な問題になってくる、、、、)

 

 

つづく。

 

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