前回、流産に関するお話が終わりました。

 

今回から新シリーズです。

 
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フェリーが海を走っていきます。

 

「4時間かよ。オレフェリーなんて乗るの初めてなのに」

 

フェリーの中に乗っているのはゴローです。

 

窓の外を見ながら回想します。

 

 

「え、離島、、、ですか?」

 

院長「うん。今年からペルソナの産婦人科専攻委は1か月、、、離島研修に行ってもらうことにしたんだよ。」

 

 

ゴロー「1か月。でもそれだと鴻鳥先生と四宮先生、倉崎先生だけで人手が足りなくなりますよ」

 

院長「大丈夫、大丈夫。ゴロー先生がいない間は産科に2人初期研修が来るからガンバってもらうよ、、、、島の病院の院長は私の古い友人だからよくしてくれるよ。空気もうまいし魚もおいしいしね。かにが有名よ松葉ガニ」

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ゴロー「オレ甲殻類アレルギーです」

 

院長「とにかくさ、今回が初めての試みだから後が続くように頑張ってきてよ」

 

ゴロー回想が終わります。

 

「ったく」

 

あまり乗り気ではない様子のゴロー。

 

フェリー室内では隣で老人の男女二人組が話しています。

 

女性「どうしたの?さっきから生あくびしてさー、、、それにえらく汗を書いてるしさ。まさか船酔いじゃないの?」

 

 

男性「バカヤローオレは島生まれの島育ちだぞ。フェリーくらいで酔うわけねえだろ」

 

 

 

 

ペルソナ病院のナースステーション。

小松さんたちが話しています。

 

「いきなりゴロー先生が離島研修なんてさ。」

 

「まさか島流しとか」

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小松「かもね。」

 

鴻鳥「院長も友達に頼まれて断れなかった奈じゃないですか。まあ、ゴローくんにはいい経験になるかもしれないし、」

 

四宮「そのまま帰ってこなくてもいいけどな」

 

小松「はは、、、ゴロー先生、今頃フェリーで船酔いしてたりして、、、」

 

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フェリーの甲板に出てきたゴロー。

 

「はー、離島の病院てどんな感じなのかな、、、ボロボロだったりして、、、はは。うー、波見てたら具合悪くなってきた。中で寝てよ」

 

部屋に戻るゴロー。

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さきほどの男女が話しています。

 

女性「あんた、本当に大丈夫。顔色悪いよ」

 

 

男性「大丈夫だ、、、ちょっと甲板に出て風に当たれば平気、、、、」

 

ドスッ、突然男性が倒れます。

 

ゴローが室内に戻ってくると人だかりができています。

 

「大丈夫?」

「ちょっとあんた、、どうしたの」

 

 

ゴロー「どうしたんです?」

 

「ジイさんが急に倒れたんだよ、意識もないみてえだな。、、、ちょっと兄ちゃん船員呼んで来な」

 

ゴロー「あ、オレ医者です、、、」

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おじいさんを診るゴロー。

 

「大丈夫ですか?」

(聞こえてないか、、、、脈も呼吸も心拍も安定してるな、、、)

 

そこへ船員さんが走ってきます。

 

「AED持ってきました!」

 

ゴロー「AEDはいらないです。」

 

船員「え、、、じゃあ、どーぞ」

 

ボールペンを差し出す船員。

 

テレビドラマ医師がでボールペンを胸に刺して患者を助けるところを見たことがある、ようです。

 

ゴロー「しませんよ」

 

そこでおじいさんの意識が戻ります。

 

ゴロー先生はおばあさんからおじいさんが糖尿病だと聞いて、多分低血糖になったんだと説明します。

 

「スポーツ飲料でやコーラでもサイダーでもいいので、砂糖やブドウ糖の入ったものを飲ませてあげてください」

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ゴロー先生は念のため島に着いたら病院で診てもらうようにと言います。

 

 

甲板に出てきたゴロー先生。

 

島が見えてきました。

 

(ここで一か月、、、、産科医かあ、、、、)

 

つづく。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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