前回は、島のお産の現状(産科医がいない間は子供が生まれず島の人たちの努力で産科医がきたことなど)をゴローが教えてもらい、歓迎会を開いてもらったところでした。

 

スーパーで声をかけられるゴロー。

 

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「おっ、パーカーの先生じゃんか。病院はなれたかい?」

 

フェリーで島に着いたときに車で送ってくれた男性です。

 

ゴロー「まあ、、、一週間経ちましたし」

 

男性「で、、、今日は買い物?」

 

ゴロー「はい、、、今日はお休みなので家で魚でも焼こうと思って。せっかく島に来ましたしね。今が旬な魚ってなんですかね」

 

男性「なあ、先生。ちょっと顔貸しなよ」

 

 

、、、、、男性は船で釣りに連れてきてくれます。

 

「この島じゃあ、魚は買うモノじゃなくて釣るものなのよね」

 

ゴロー「きえー」

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船の中で釣りをしながら話す二人。

 

「へー、先生明日は、隣の前ノ島にいくのかー」

 

ゴロー「はい、、、イチロー先生が外科の手術の助手に入るのでオレが代わりに妊婦健診に行くんです」

 

男性「ってことは、白井先生のトコに行くんだな。」

 

 

ゴロー「白井先生?」

 

船主の叔父さんが顔を出します。

「白井先生もイチロー先生同様スゴイ人よ、、、前ノ島病院で15年以上院長やってる人だからな」

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船主は久松さんという男性で、頼んで休みに頼んで船を出してもらったそうです。

 

久松「いいって、いいって、ゴロー先生にはウチも世話になってるしな、、、俺の息子の嫁さんが今妊娠してるのよ」

 

ゴロー「あー、久松さん」

 

久松「ゴロー先生かっこいいからずっといてほしいって言ってたよ。わははは」

 

ゴロー「オレ、、、釣りって初めてだったけど、めちゃくちゃ楽しいんですね。」

 

男性「まあ、この島の娯楽っていえば釣りとパチンコ。」

 

久松「それと女くらいだな」、、、先生だって、もう1週間もいるんだから、看護師の2,3人には手えだしたんだろ」

 

ゴロー「出してません」

 

ゴローは久松のことを漁師と思っていましたが、男性に聞くと消防署の所長だそうです。

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、、、、翌日、前ノ島にやってきたゴロー。

 

「隣の島はさらに田舎な感じがするなー」

 

前ノ島病院につきました。

 

受付であいさつするゴロー。

 

「あの、、、鈴木イチロー先生の代わりに妊婦健診に来たんですけど、、、院長先生はおられますか?」

 

 

受付女性「白井先生なら奥の処置室にいると思いますよ」

 

ゴローが奥の部屋に行ってみると白井先生のところにちょうど女性が走りこんできます。

 

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「院長、、、村上のおばあちゃん草刈りしてて手を切っちゃったって」

 

白井は、ギプスを巻き始めたばかりで手を離せないようです。

 

いきなり、ゴローは、診察を頼まれます。

 

「医師免許持ってんだよね?」

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ゴローは無事に村上さんの診察をして縫合します。

 

白井「上出来上出来、、、、、村上さんキレイに縫ってもらってよかったね」

 

村上「私が10年若かったらこの先生と恋に落ちてたな」

 

ゴロー「10年、、、、」

 

診察室に移ってきた二人。

 

白井「イチローから聞いてるよ。改めまして院長の白井です。」

 

ゴロー「赤西ゴローです。」

 

、、、、妊婦健診を終えたゴロー。

 

廊下で白井先生と話します。

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ゴロー「みなさん順調でしたよ。、、、でも思ってたより妊婦さんが多くてビックリしました。」

 

白井「でしょー。ウチの病院では、月に二回イチローに来てもらって妊婦健診をやってるんだよ。そのタイミングに合わせて隣の島の妊婦さんは、フェリーに乗ってこの島に検診を受けに来るんだよね」

 

ごろー「大変ですね、、、お金もかかるし」

 

白井「出産や検診費用、、、交通費も行政が負担してくれるからほとんどかからないんだよね」

 

 

そこに二人の女性が声をかけてきます。

 

年輩の女性のほうがいうには、孫の女性(ミズキ)のお腹が大きくなっていたので聞いたところ子供ができたかもしれないということでした。

 

ゴロー(まさか、離島で未受診妊婦)

 

白井「ついにこの島でも未受診妊婦か、、、なんか都会っぽいじゃん」

 

ゴロー(呑気か!)

 

診察室に移ってきた白井たち。

 

 

ゴローは、はっきりわからないが、とりあえず24週と5日と診断します。

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未受診なので正確な出産予定日を出すのが難しく、早めに本土へ渡って出産の準備をするのがいいと言います。

 

ゴロー「、、、あのお相手のかたは?」

 

 

祖母「この子、相手が誰かも言わんのですよ。あんたの母親になんて言うの?」

 

女性「お母さんには言わなくていい」

 

ゴロー「ミズキさん。今日は来てくれてありがとう。赤ちゃんが元気で本当よかった、、、誰にも言えなくて苦しかったね」

 

女性たちが帰り、応接室で話す白井とゴロー。

 

 

白井が言うには、ミズキの母親はシングルマザーで本土に出稼ぎに出ており、ずっと祖母に育てられているそうです。

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話は、離島での診療のことに移ります。

 

白井は、島では患者を診て自分で治せれば治すし、本土で診療が必要なら紹介すると言います。

 

ゴロー「でも、15年以上も離島医療を続けるなんて、よほどの責任感がないとできないですよね」

 

白井「そんなもんだけで離島医療なんて続けられないよ、、、、面白いからやっている、、、まあそんな感じ」

 

つづく。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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