ゴロー先生の離島編です。

 

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前回は島についたゴロー先生が巨漢の鈴木イチロー先生や、昔助けてもらった看護師の女性に再会したところでした。

 

病院の更衣室で着替えるゴロー先生。

 

「よし」

 

ナースステーションにやってきます。

 

鈴木「、、、おはようゴロー先生。昨夜はよく眠れた?」

 

ゴロー「さすがに3LDKに一人は落ち着かなくて、、、よく寝付けませんでした、、、」

 

鈴木「あはは、そうですか。、、、出なかった?」

 

ゴロー「何がです?」

 

沈黙。

 

泣きそうなゴロー先生「何か出るんですかー?」

 

そこに助産師のマキと三崎がやってきます。

 

マキ「コラコラ、イチロー先生。ゴロー先生をいじめないの、、、べつに何も出ないよね。三崎ちゃん」

 

三崎「ええ、、、出るとしたらカエルとかムカデくらいだから平気ですよ。」

 

ゴロー「平気?」

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鈴木「じゃあゴロー先生。午前中の外来よろしくね。私はちょっと内科に顔を出してきます」

 

ゴロー「え、、、、俺一人で診るんですか?」

 

鈴木「大丈夫大丈夫。外来は15人くらいだし、ウチの助産師さんは優秀だから」

 

診察が始まり、妊婦の久松さんがやってきました。

 

「なんだかイチロー先生じゃないから、新鮮だし緊張するね。それに先生若いしさ」

 

ゴロー「スイマセン、、、、」

 

久松「ゴロー先生って恋人いないの? じゃあ私が島の娘紹介しようか?」

 

ゴロー「しなくていいです、、、」

 

久松「まあそうだね。一か月しかいないんじゃねー、、、それに二か月後に生まれるこの子はゴロー先生には会えないかー」

 

ゴロー「そうですね。、、、久松さん、赤ちゃんは順調ですし、元気です。何か心配なことはないですか?」

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久松「ないない。今回は二人目だしさ。前のお産のときは初産だったから本土で産まなきゃいけなくて一か月近く島を離れて家族も大変だったし、私も精神的につらかったけど、、、、今回はこの島の病院で産めるから」

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ナースステーションに戻ってきたゴロー先生。

 

島でお産ができる人について聞いています。

 

マキ「この島でお産ができるのは、100人中40人くらいかな。」

 

ゴロー「じゃあ残りの60人は?」

 

マキがいうには、個々の病院は正常分娩だけに対応して、初産婦やリスクのある分娩は本土でしてもらっているということです。

 

マキ「経産婦とリスクの低い分娩は私たち助産師が院内助産でとり上げてる」

 

 

院内助産というのは、病院の中にある助産院みたいなもので、医師が立ち会わずに助産師だけで出産の手伝いをするところだそうです。

 

マキ「何の問題もなきゃ、イチロー先生が知らない間に生まれてたなんてこともあるのよ」

 

ゴローは、それで大丈夫なのかとマキに詰め寄ります。

 

マキ「この島のこともろくに知らないあなたにとやかく言われたくない」

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そこに鈴木先生がやってきます。

 

鈴木「コラコラマキさん。ゴロー先生をいじめないでくださいよ、、、、ゴロー先生これから往診行くんだけど一緒に行きましょう」

 

鈴木先生と集会所に往診に来たゴロー。

 

90歳のおじいさんを診ています。

 

おじいさんが便秘は治ったとか、バイクに乗るのをやめた、とか言っているのを聞いてあげる鈴木先生。

 

ゴロー先生の方には、おばあさんが話しかけてきました。

 

「おい。あんた誰?」

 

おばあさんは、ゴローに栗をとってきてやると言います。

 

ゴロー「いいですよ。おばあさん今度で。せっかく集会所までこられたんですから」

 

おばあさん「今度はもう死んでるかもしらんけど、、、、わはははは」

 

、、、集会所の外で海を眺めるゴロー。

 

鈴木先生は、さびれているが昔は活気のある漁師町だったと思うと言います。

 

鈴木先生は、この島では、正常分娩しか扱わないので産科医としてあまり勉強になることはないと言います。

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「学べるものがあるとしたら地域医療ですかね。この島は日本が近い将来に直面する超高齢社会の先進地なんです」

 

だから、ここで診療することは幅広く診療する能力を高めることができると言います。

 

鈴木先生はこの島にやってきたときは内科医だったそうです。

 

 

「当時この島には産科医はいなかった。だから私がなったんですよ。今はこの島で産科医と総合診療医をやっています」

 

ゴロー(総合診療医、、、、、)

 

 

つづく。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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