寝室でシンドバッドとアルバが話しています。

 

アルバ「シンドバッド様。今が聖宮へおもむく最後の好機です。」

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シンドバッド「どういうことだ?「例の件」のことか?」

 

アルバ「はい、、、ソロモンの知恵の代用に耐え得る、聖宮への鍵を用意する件ですが、その鍵を使うならば今しかないのです!」

 

「鍵は金属器です! 私は金属器を利用すれば聖宮への扉を無理やりこじ開けることは可能だと考えていました、、、なぜならば、金属器はそもそも人と神をつないでいた神杖が素です! 加えてマグノシュタット上空に開いたままの世界の穴!! そして何よりも、ダビデ様と同調する第一級特異点たるあなた様の存在!! さらに、私が千年間蓄えた莫大な量の魔力さえあれば聖宮へ行ける!」

 

「しかし、アラジンとの戦いで、ワタシとアルサーメンが魔力を消耗し、、、」

 

シンドバッド「もういいよ。大体オレが特異点かどうかも怪しいしな。」

 

アルバ「いいえ、あなた様は特異点です!ダビデ様の声が聞こえるのだから!」

 

さらにアルバはシンドバッドに聖宮へおもむくことを説きます。

 

「あなた様は運命を完全に見渡せる!! 運目の書き換えさえできるルフの管理者となるのです!!」

 

「しかし、やるならば今です!! 国際同盟から今後さらに離脱が出れば、私たちの手元にある金属器の数が減ってしまう、、、だから、、、命をかけてやりますか!? シンドバッド様!!」

 

シンドバッド「アルバ。百二ひとつなのにいまあえて俺に挑戦を強いる理由は何だ?」

 

アルバは答えません。

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シンドバッド「千年魔女の余裕が失せたな。アラジンに力を奪われ、今生で決着をつけねばならないと見える。かわいそうに、、、おまえも相当追いつめられているな。」

 

アルバは黙って消えました。

 
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夜、身支度をしているシンドバッドのもとへジャーファルがやってきます。

 

ジャーファル「会長!」

 

シンドバッド「ああ、ジャーファルか、なんだ?」

 

ジャーファル「煌帝国の国際同盟離脱を阻止すべきです!」

 

ジャーファルは、紅玉帝に頭を下げ世界の結束をとりもどすように進言します。

 

シンドバッドは無駄だと言います。

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「世界全体がオレの見てきた運命とは違う流れに身を投じようとしている。今の平和も、国際同盟も百年後千年後にはなくなり、再び戦争が起きるだろう」

 

シンドバッドは、国を作り、同盟を作り、世界中を平和ないいものにしようと昔みんなで誓ったが、このやり方では死後の遠い未来まで平和を守るのはムリだと言います。

 

「だからオレは、最後の手段で世界を根本からつくりかえようと思う。成功の可能性は低く、俺は死ぬかもしれないが、、、」

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ジャーファル「あんたは何を言っているんだ? 世界を作り変える? 死ぬかもしれない方法で? 遠い先の運命が不安だから?、、、、情けなくて涙が出てくるよ。私の主がこんなに弱い男だったとは」

 

シンドバッド「、、、おい。」

 

ジャーファル「百年後、確かに同盟はなくなり戦争が起きているかもしれない。でも、そんなこと知ったことじゃない。それは百年後の人間がただすべき未来だ。」「見失っているなら教えてやるよ!! あんたっていう人間はなあ、、、、」

 

「王の器だよ、、、!! 国や紹介の長で精いっぱいでもそれでいいじゃないか! 平和を築いた。私たちは夢を叶えたんだ、、、」

 

「今から逃げるな!! シンドバッド!!」

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二人はしばらく沈黙します。

 

 

シンドバッド「その、、、なんだ、、、よく知った昔の仲間にそこまでハッキリ言われると、、、目が覚めるもんだな。そうだな、、、オレは神の器じゃない。せいぜい王の器。商会の長の器だよ。」

 

 

ジャーファル(わかってくれた。)

 

そしてまた夜が更けて

 

シンドバッド「それでもやるんだ。アルバ、行こう聖宮へ!!」

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シンドバッドとアルバは聖宮へ向かいます。

 

つづく。

 

 

 

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