六道くんは、山奥の温泉宿にやってきました。

 

宿の主人に大浴場の浄霊を頼まれたのです。

 

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主人「ええ、もうすっかり客足が遠のいてしまって、、、こちらが問題の大浴場でして、、、」

 

六道くん「ああ、いますね。」

 

大浴場には霊がうじゃうじゃいます。

 

六文「りんね様、注ぎ口から」

 

六道「ああ、霊漏れしているな。」

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浴場のライオンの形をしたお湯の出口から霊がたくさん出てきているようです。

 

六道くんは何かに気づきます。

 

注ぎ口のライオンの首に南京錠が腐りでくくりつけてあります。

 

六道「ん!? これは、、、死神道具封印南京錠!? 錆びて機能しなくなっているが、、、」

 

(これはつまり、以前死神が封印を施したということ、これを交換すれば霊漏れは収まるはず)

 

 

六道くんは南京錠をとろうと鎖に触りますが、とれません。

 

六道「なっ、、、結界!?」

 

主人「そういえば、先代から聞いたことがあります。十数年前やはりこの宿で幽霊騒ぎが起こり、たまたまお泊りになったお客様が解決してくださり、お礼に宿代をタダにしておもてなししたと、、、その時の記念写真です。」

 

六道くんがその写真を見せてもらうと、、

 

(おやじとおふくろ!!)

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六道くんは、お母さんにその写真を見せに来ました。桜も一緒です。

 

※注:六道くんのお母さん「死神乙女」は人間の小学一年生の苺に転生しています。

 

乙女「きゃーなつかしい! これ新婚旅行の写真よー!」

 

六道「封印の南京錠交換のためにはまず、結界を解かねばならない。結界を解く方法は?」

 

乙女は他人には解けない結界だと言い、六道くんたちは再び乙女も連れて温泉宿に行くことにしたようです。

 

翌日。再び温泉宿。

 

 

大浴場は相変わらず霊であふれています。

 

桜「うわー、大変。」

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六文「りんね様。交換用の南京錠、死神組合の費用で買ってきました。」

 

乙女も懐かしがっています「あの時と同じ、、、、」

 

乙女「では、結界を解除します。」

 

乙女はなにやらごにょごにょ言って南京錠を外そうとします。

 

しかし、ばちばちして外せません。

 

六道「おふくろ!」

 

宿の部屋で布団に寝かされる乙女。

 

主人「あの~、これはいったい、、、」

 

桜(やっぱり無理だったのかしら? 生まれ変わって別の人間になっている訳だし、、、)

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乙女が起き上がります。

 

「やっぱり私だけでは解けない。パパがいないと、、、」

 

桜「鯖人さんが!?」

 

乙女「共同作業だったのよー。」と新婚旅行を思い出す乙女。

 

 

※注:ちなみにりんねの父鯖人は、犯罪者なのでなかなか連絡がとれないのです。

 

桜「困りましたねー」

 

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そこに部屋の襖があいてお銚子を持った男性が顔を出します。

 

「すみませーん。お酒追加ー」

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なんと、顔を出したのは鯖人でした。

 

乙女「パパ!」

 

桜「鯖人さん。」

 

 

鯖人「げ、りんね。」

 

すぐに襖を閉めて逃げようとする鯖人。

 

六道「待てい。」

 

宿の主人が言うには、今朝がたふらりと鯖人が来て、写真の人だったので助けを求めたと言う。

 

主人「で、そのまま飲みっ放しで、、、」

 

鯖人「いや、なんかタダで泊めてくれるってゆーから、、、」

 

六道「それは結界を解いてからの話だろうが。」

 

鯖人「結界?」

 

思い出した鯖人。

 

鯖人「あの時もタダで飲み食いしてたのしかったよね。ママ」

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乙女「覚えていてくれたのね。パパ」

 

六道「そこじゃないだろう」

 

鯖人と乙女が言うには結界は施した時と同じ条件で解かねばならず、深夜零時に身を清めて御神酒を用意して二人で言霊を唱えればオーケーだということです。

 

六道くんは深夜零時ということで宿代を心配しますが、主人は浄霊してもらえれば宿代は無料にしてくれると言います。

 

六道「タダか。」

 

結界解除の時刻まで時間があるのでプールに入って遊ぶ六道くんたち。

 

桜「なんかごめんね、家族水入らずの旅行にまざったみたいになっちゃって、、、」

 

「いやっ、、、」と言いながら楽しいと感じている六道くん。

 

しかし、夕食になって乙女が寝だします。

 

 

桜「昼間散々はしゃいで女湯に3回も入ったから、、、」

 

六道「眠くなったのか!!」

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六文「鯖人さまもさっきフラリと出て行ったまま戻って来ませんけど、、、」

 

六道(まさか、、、逃げやがった!?)

 

主人が襖からのぞいて声をかけてます「浄霊できなければ、宿代4名様分、、、、」

 

焦る六道くん。

 

「この場を取り繕うしかあるまい!」と言って大浴場に向かいます。

 

 

大浴場に鯖人がいました。目をつぶって風呂に入っています。

 

六文「結界解除にそなえて身を清めているのでは!?」

 

六文(いや、ひと風呂浴びて酔っぱらっているだけだ!!)

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六道くんたちはとりあえず寝たままの鯖人と乙女をお湯の注ぎ口に並べます。

 

 

乙女「楽しかったー」

 

鯖人「また来ようねー」

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二人の寝言で結界は解けましたとさ。

 

六道「助かった、、、、」

 

終わり。

 

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